第22話

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2021/09/30 05:47
-川合-
私は今回の尾行で何もできなかった……
それに、源さんの足を引っ張ってしまった気がしてならない
伊賀崎秀一
伊賀崎秀一
いやぁ、君も私もえらいことに巻き込まれちゃったね。
川合麻依
川合麻依
ハコ長も?
伊賀崎秀一
伊賀崎秀一
だって私必要なかったでしょ。
指令者に乗らなくて良かったでしょ、私。
川合麻依
川合麻依
あ……うん、まぁ
伊賀崎秀一
伊賀崎秀一
川合くん、これだけは覚えておいて欲しいんだ。
川合麻依
川合麻依
伊賀崎秀一
伊賀崎秀一
私が常日頃考えている最も大切なことは、自分がどれだけ仕事をしないかだ。
サボり一筋26年。
怒られない、クレームを受けない、ギリギリのところを見極め最小限かつ、無難に仕事をすること。
それが私のワークスタイルなんだ。
なんて真っ直ぐな目で、クズなことを……
そんな話をしていると、コーヒーを飲んでいる源さんを見つけた
川合麻依
川合麻依
源さん、足引っ張ってしまってすみませんでした。
源誠二
源誠二
いい、いい……お前悪くないから。
そもそもね、お前みたいなど素人にこんなことさせるべきじゃなかったんだよ。
聖子ちゃんもいたんだし。
川合麻依
川合麻依
ど素人……。
源誠二
源誠二
まぁ、結果的にあなたも聖子ちゃんもいてくれてよかったよ。
川合麻依
川合麻依
なんだかんだ言って藤さんのこと認めてるんですね。
源誠二
源誠二
まぁね、俺と聖子ちゃんは永遠のライバルだから。
藤聖子
藤聖子
おこがましいわ。あんたじゃ永遠に追いつけないから。
源誠二
源誠二
はいはーい
川合麻依
川合麻依
あれ?そういえばあなたさんは?
源誠二
源誠二
あー……山田が連れ去った……
藤聖子
藤聖子
多分あなた、明日は使い物にならないから放置しときな。
源誠二
源誠二
あと、川合に1つ教えといてやる。
川合麻依
川合麻依
はい?
源誠二
源誠二
こうなった後のあなたは、気をつけろ。すっげー機嫌わりぃから。
その分山田はすっげぇ機嫌いい。
川合麻依
川合麻依
え?そーなんですか?
藤聖子
藤聖子
山田の態度ですぐ分かる……。
川合麻依
川合麻依
へぇ
家で何かしてるのかな?

あなたさんの機嫌悪いのなんだか想像つく……😅
そんなことを考えてると、源さんは刑事課の方に戻って行った。
藤聖子
藤聖子
川合、今回ので私らたんまり有給取っていいって。
川合麻依
川合麻依
私もいいんですか?すっごい足引っ張ったのに。
藤聖子
藤聖子
いいに決まってんじゃん。さ、帰って打ち上げしよ!
川合麻依
川合麻依
はい。
(なまえ)
あなた
もぉー!!!うるさい!!
山田武志
山田武志
えー?あなたが言ったんじゃん!
(なまえ)
あなた
言った……言ったけどここじゃない!!
川合麻依
川合麻依
藤さん、あれってあなたさん達ですよね?
藤聖子
藤聖子
うん
(なまえ)
あなた
とりあえず、仕事して!!!
山田武志
山田武志
はーい、じゃぁ家で待っててね♡
(なまえ)
あなた
あ!!藤さ〜ん!!
藤聖子
藤聖子
なにやってんのこんなところで
(なまえ)
あなた
助けてください……😭
藤聖子
藤聖子
今回のはあんたの自業自得だね
(なまえ)
あなた
えーそんなぁ〜
藤聖子
藤聖子
あ、今日打ち上げするけど来る?
(なまえ)
あなた
行く!!!
(なまえ)
あなた
また、夜川合ちゃんの家だよね?
藤聖子
藤聖子
うん、そう
そういえばこれから行くとこあるんだったね
(なまえ)
あなた
今日の尾行なければ午前中から行くつもりだったんだけど……
今から行ってきまーす
川合麻依
川合麻依
え、え?あなたさんどこ行くんですか?
(なまえ)
あなた
ん?ちょっと野暮用でね!
じゃぁ、また後で!!
藤聖子
藤聖子
はいはーい
川合麻依
川合麻依
あ、おつかれさまでした!
(なまえ)
あなた
おつかれー

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