私は、恥ずかしくてこの場にいられなくなった。だから、テテの腕を引っ張って、誰もいないところに走った。
ジミンside
まわりがざわざわしてる。
あなた、なんて返事するの?
どうしたの?
テテside
あなたは、体育館の裏に行ってしゃがんだ。
あなたside
返事、あんな所じゃ出来ない。
ギュッ
ん?
私は、その言葉に顔を赤く染めた。
テテは、私を抱きしめる手をほどかず、ハグしたまま私を見つめてきた。
さらに赤くなる。
私は恥ずかして、テテを押し倒すように改めて抱きついた。
テテは、私を受け止める。
なんでテテにOKしたか分からない。でも、テテに告白された時に心が「良い」って言ってた気がする。
このあと私は、テテとも遊んだし、グクとジミンとも遊んだ。そして、モモや、ダヒョンとも。
今年の文化祭は、最高の文化祭になった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!