やば、そういや私遅刻して来てたんだった
完全に頭から抜け落ちてた
どうしよ、言い訳考えてない
あ〜、もう全部五条の責任にすれば良いか
物凄い嘘だけど、
五条が家に来て厄介事を押し付けて行ったのは
れっきとした事実だし
大分改変してるけどまぁ良いでしょ
高校生未満の子供が働くのは
法律的にNG
だから、
「あくまでも身内だから手伝っているだけ」と
強調する
礼を伝えながら頭を下げる
この感謝は嘘じゃない
別に、他の人にもこの言い訳で
誤魔化そうと思ったら出来はするんだけど
極力知る人が少ない方が厄介は少なくて済む
教室へ向かって私の前を歩く烏間さん
────烏間先生、の方が正しいかな
私の数歩先を歩いて先導する烏間先生の
背を見つめる
どうしても呪術師という職業を
やっている以上、五条みたいな化物を
目にする機会が増えて、
段々と慣れてくるようになる
その所為で私はこの人のことを
「めちゃくちゃ強い人」とは見れないけど
それでも私みたいに呪術師とかじゃ
なかったら、十分化物の部類に入ると思う
烏間先生がE組の教室の扉の前で
足を止めた
教室の外からでも聞こえる
賑やかな生徒たちの声
旧校舎の前まで来た時もそうだったけど、
どうやらみんな充実した毎日を
送っているようだ
その理由はほぼ確定で、
新しく担任となった超生物だろう
尚更殺すのに気が引けてくる
政府は現場のこととか考えずに
適当に命令を下すからね
────う〜ん、これはアレかな?
私は外で待機で、
「名前呼んだら入って来てください」的な
流れかな?
私の返事を聞いた烏間先生は、
扉を開けて教室へと入っていった
教室の外からでも微かに聞こえる
烏間先生の声
「お知らせ」と言うワードに、
一瞬にして教室が静まり返ったのが
分かった

⋯⋯⋯マジですか???
幻覚じゃないですよね?
と言う訳で、5位ありがとうございます!













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。