第7話

06 左薬指
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2021/03/14 14:48
次の日の昼休みー



クラスの女の子たちが大我くんの話をしていたー



女の子1
ねぇねぇ知ってる?
女の子2
何?
女の子1
京本先生、
左薬指にしてたんだって!
女の子2
え、マジ
女の子1
これから音楽室に聞きに行くけど…
女の子2
私も行く!



左の薬指ってー




昨日はしてなかったと思うけどー





クラスの女の子たちは、




しばらくして教室に戻ってきたー




女の子1
やっぱりいたんだ!
女の子2
びっくりした!
顔はいいけどさ、
愛想ないじゃん…
女の子1
確かに!
授業もさ、手抜いてるよね
女の子2
わかる!
音楽かけとけばいいとでも
思ってるのかな?
女の子1
ウザいぐらい声かければ、
少しずつ相手に
してくれるかなと思ったのに…


本人がいないことだったら



みんな本当好き勝手に話すんだ…



でも、私も、左薬指を確認したくなっていたー




昨日までつけてなかったよね…




そう思って窓の外を見ていると…






京本先生が帰っていく姿がみえたー




今日は帰るんだ…



そう思っていると、



休み時間の終わりを告げるチャイムがなったー





放課後、いつものようにピアノ教室に行くー





バスを降りて、歩いていくー



松村北斗
あなた!
you
北斗^ ^
松村北斗
今帰り?
you
うん
北斗は?
松村北斗
俺も…
今日家来るよね?
you
うん…
お願いします
松村北斗
わかった!
待ってるから!
松村北斗
あ、お腹空いたんだけどさ、
今からいつものところ行かない?



私は時計を見るー



時間はまだあるー



you
行く!
あ、でも…
私いつものところじゃなくて
行きたいところあるんだけど…
パフェが美味しいお店なの!
甘いもの大丈夫だったよね?
松村北斗
いいよ!



私は北斗を大我くんといったパフェのお店に



連れて行ったー







松村北斗
何する?
you
フルーツサンド!
パフェは食べたんだけど、
フルーツサンドは
食べたことなくて…
松村北斗
わかった!
あなた、フルーツサンド好きだよな
じゃあ注文する
松村北斗
すみません!


店員さんが来たー



松村北斗
フルーツサンドっていちご入ってますか?
ゆか
3個のうち、一つがいちごサンドです!
松村北斗
いちごサンド、他のフルーツに
変えてもらえますか?
ゆか
かしこまりました!
松村北斗
じゃあフルーツサンドと
フルーツパフェひとつずつで!


店員が注文を取り終わると…



you
北斗、ありがとう!
松村北斗
たいしたことじゃないから!
変えてもらえるなら変えてもらった方が
いいと思ったから…
you
うん…


北斗はだいたい私の好き嫌いを知ってるー


松村北斗
この店って最近出来たよね?
you
そうだね^ ^
私も教えてもらって
初めて知ったから!



そんなたわいもない会話ー




食べ終わって店を出ると、一度別れたー 




京本大我
あなたちゃん?


北斗が見えなくなると、



大我くんがどこからかやってきたー


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