岩本side
岩本『何だこの部屋。窓もないのか。』
向井『えらい気味悪いところやな。』
目黒『俺らは、、爆弾??』
そう、俺らの部屋はこの爆弾を解除しないとドアが開かないらしい。
阿部『もしもし、聞こえる??』
岩本『亮平、聞こえるよ。』
阿部『なんかここの部屋しか繋がんなくてさ〜。』
目黒『てことは亮平の事が必要なミッションってこと?』
阿部『それは…………鋭い考えかも。』
向井『早速やけど、爆弾処理しぃひんと。』
岩本『あと30分。黄色、オレンジ、黒の3色。』
阿部『やみくもに切ってもな〜、、』
阿部『御影は本気でみんなを殺しに来てるから、結果どれ切っても同じな気がするんだよね。』
岩本『ここで死ねってか。』
向井『みんな、心配やな。』
目黒『大丈夫だよ、みんななら。』
阿部『ん〜、、それって構造どうなってる?』
岩本『爆弾本体にタイマーがセットされてて、そこに線が繋いである。よく見る典型的なやつ。』
阿部『試したいことがあってさ。爆弾本体のコードを3つのコードに繋いで欲しい。』
目黒『3つのコードをひとつにして爆弾本体と繋げるってこと?』
阿部『そう。そうすればタイマーは無視できるから制限時間が無限になる。だいぶ無謀だけど。』
向井『やってみんことには始まらんよな。』
岩本『やってみるか。』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。