次の日。
またいつもの車に乗り、スマホをいじる。
「リヌ様。お似合いですよ。」
「確か…シェインは両刀使いで有名なド変態らしいですよね笑」
「リヌ様がお好きなイケメンもいるのでは?」
イケメンと聞いて1番先に出てきてしまった人物。
アイツです。あの男です。
あのクソガキです。
「何かあったんですか?笑」
「はいはい。」
「もうすぐで到着しますよ。」
フワフワの羽毛100%の上着を羽織る。
これは私のお気に入りの上着。
「お気を付けて。」
今日の靴は黒のヒール。
いつもの赤いリップ。
新しい仕事だったのに…。
まさかあんな事が起こるなんてね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。