私たちはちゃんと3人揃って
携帯ショップに行った
無事凌くんの気に入るスマホが手に入ってから
私たちはそれぞれ連絡先を交換した
紫耀 side
今日は凌のための日だし...
あなたちゃんとは進展がなかったけど、
それもそれでいいのかな...
...もっと凌と仲良くなれた気がするし
あ、でもさりげなくあなたちゃんのこと
呼び捨てしちゃったけど...バレてないかな...
家に着くと
遥亮くんが出迎えに来てくれた
凌くんと紫耀くんはふたりで走っていってしまった
遥亮くんも先に中に入っていってしまった
そういえば...
今、遥亮くんから名前を呼ばれて思い出した
凌くんと話してた時...
紫耀くんは私のこと呼び捨てで.....
夜ご飯の時間になった
私が部屋を出ると
健太郎くんも同じタイミングで部屋を出てきた
そんな話をしながらリビングに向かう
その様子を流星は見ていた _____
今日、凌くんと仲良くなれた気がする
それに...携帯も買えたし
凌くんも明るくなったし...
私と紫耀くんとで行った意味、あったな
そっか、体育祭なんて...
もうそんな時期なんだ
入学したのがつい最近なのに...
そんなに前から準備が始まるのか
どんな種目やるんだろう...楽しみ
でも、とりあえず水曜日の家庭教師...
まっけんに勉強見てもらうの楽しみ...!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!