第32話

# 32
4,798
2020/02/08 14:05
夜ご飯の時間になって


私もリビングに移動した
新田真剣佑
新田真剣佑
あ、きたきた あなたちゃんのこと今呼びに行こうとしてたんだ
あなた

そうだったの?まっけん、いつもごめんね

新田真剣佑
新田真剣佑
全然大丈夫だよ
杉野遥亮
杉野遥亮
そうだ、真宙はもうそっちに行かなくなった?
あなた

え?あぁ、真宙先輩...
私のところには全然、来てないよ

杉野遥亮
杉野遥亮
そっか...なら良かったけど
...真宙先輩か


今日は姿を見てないし


私のところにあれだけ来てた人が急に来なくなると


変な感じ...
横浜流星
横浜流星
あ、そうだ
あなた、賢人のラブレターの話聞かせてよ
あなた

横浜流星
横浜流星
私はとっさに笑って誤魔化す
あなた

あはは、ううん...なんでもない...

横浜流星
横浜流星
そう?
なんで流星くんが私のこと呼び捨てで...!?
坂口健太郎
坂口健太郎
ラブレター?なに、それ?
平野紫耀
平野紫耀
賢人がもらったっていう...
山﨑賢人
山﨑賢人
おい、なんで流星も紫耀も知ってんだよ!?
杉野遥亮
杉野遥亮
いや〜ついに賢人もモテ期到来かな?
山﨑賢人
山﨑賢人
うるせえよ!
あなた

賢人くんごめん...私が...

山﨑賢人
山﨑賢人
は!?まじかよ...
あなた

ほんとごめん、勝手に話して

山﨑賢人
山﨑賢人
...勝手にしろよ
そう言ってそっぽを向く賢人くん


やば、ちょっと怒らせちゃった...
あなた

告白、されたんだって

杉野遥亮
杉野遥亮
まじで!?
新田真剣佑
新田真剣佑
やるじゃん、賢人
山﨑賢人
山﨑賢人
いや別に...
坂口健太郎
坂口健太郎
で...返事はなんて言ったの?賢人のことだし断ったんだろうけど
あなた

うん、断ったって

横浜流星
横浜流星
...そっか
杉野遥亮
杉野遥亮
賢人に告白してくれる子なんか滅多にいないのに断ってよかったの?
山﨑賢人
山﨑賢人
なんだよそれ
坂口健太郎
坂口健太郎
遥亮からかいすぎだぞ笑
山﨑賢人
山﨑賢人
健太郎、お前もだろ!
賢人くんを中心にして笑いがおこる


賢人くんってやっぱり...


あんなに言い方は乱暴でトゲがあるけど


仲良くなったらすごくいい人なんだって感じがする


賢人くんを好きになった人も


そのことに気がついていたらいいな...


































坂口健太郎
坂口健太郎
紫耀、入るよ
平野紫耀
平野紫耀
あ、健太郎くん
紫耀の部屋に寝る前、やってきた健太郎
平野紫耀
平野紫耀
どうかしたの?
坂口健太郎
坂口健太郎
うん...紫耀に聞きたいことがあってさ
平野紫耀
平野紫耀
なに?
坂口健太郎
坂口健太郎
紫耀って...あなたちゃんのこと好きだよね?
平野紫耀
平野紫耀
!?
坂口健太郎
坂口健太郎
その反応はそうだってことだよね笑
平野紫耀
平野紫耀
な、なんで...
坂口健太郎
坂口健太郎
なんとなく、見てればわかるよ
平野紫耀
平野紫耀
そんな分かりやすいのかな俺...
坂口健太郎
坂口健太郎
そこで...紫耀に協力しようと思ってあなたちゃんと放課後デートしたんだ
平野紫耀
平野紫耀
え?どういうこと?
坂口健太郎
坂口健太郎
だから!まっけんが言いそうになったこと、止めた時あっただろ?あれは俺がわざとやってるって紫耀に気が付かれたくなかったから
平野紫耀
平野紫耀
じゃあまっけんは気づいて...
坂口健太郎
坂口健太郎
まあそういうことになるね
平野紫耀
平野紫耀
そうだったんだ...でもどうして僕のためにデート?
坂口健太郎
坂口健太郎
そういうことでもすれば紫耀があなたちゃんへの気持ちに気がつくかな〜って思って
平野紫耀
平野紫耀
なるほど...
坂口健太郎
坂口健太郎
まあ、紫耀がどれだけ頑張ってるか俺は今知らないけど...
協力できることはするから
平野紫耀
平野紫耀
ほんと...!?ありがとう...!
坂口健太郎
坂口健太郎
うん、まあ...バレない程度に、だけど
平野紫耀
平野紫耀
もちろん!































明日、果耶に賢人くんのラブレターの話


するのが楽しみだな...


そんなことを考えながら私は眠りについた

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