第34話

# 34
4,612
2020/02/10 08:00
昼休み
あなた

ねえ、果耶!

清原果耶
清原果耶
なに?
あなた

今日は一緒にご飯食べられそう?

清原果耶
清原果耶
うん、今日はなんとか免れたよ...
あなた

よかった!じゃあさ、その...朝言ったシェアハウスのことなんだけど

清原果耶
清原果耶
ん?どうかしたの?
あなた

シェアハウスしてるメンバーがたくさん集まってる場所見つけちゃったから、とりあえずついてきて...!

清原果耶
清原果耶
集まってる場所...!?
私は果耶の手を引いて


強引に屋上に連れて行った




































屋上のドアを開けるとそこにいたのは


昨日のメンバーと、凌くんと亮くんだった
坂口健太郎
坂口健太郎
あなたちゃん?
あなた

健太郎くん、ごめん、勝手に来ちゃって...

坂口健太郎
坂口健太郎
全然大丈夫だよ あ、お友達も一緒だ
清原果耶
清原果耶
健太郎先輩...!お、お邪魔しますっ
坂口健太郎
坂口健太郎
そんなにかしこまらなくてもいいよ?笑
清原果耶
清原果耶
いやいや、そういうわけにはっ
なんか...果耶可愛いな笑
新田真剣佑
新田真剣佑
朝ぶりだね、あなたちゃん
あなた

あ、まっけん...!

少しだけ、その声に私の心が反応する
杉野遥亮
杉野遥亮
もしかして、あなたちゃん、その子に話したの?僕達の話
あなた

そうなんだ、シェアハウスのこと、話した

中川大志
中川大志
そっか...まあいずれ言わなきゃいけなくなるもんね、そのことは
杉野遥亮
杉野遥亮
でも僕が話したのは結構経ってからだったよな?阿須加?
工藤阿須加
工藤阿須加
そうだったね...そういえば笑
新田真剣佑
新田真剣佑
俺はさんざん話そうって言ったのに...
他の奴には話してたんだよ?遥亮
工藤阿須加
工藤阿須加
えっ!?そうなの!?
杉野遥亮
杉野遥亮
んー...まあそうだったっけなぁ...
平野紫耀
平野紫耀
それはひどいよ、遥亮くん笑
工藤阿須加
工藤阿須加
俺だけかよ...
坂口健太郎
坂口健太郎
まあまあそんなに落ち込まなくても
そんな感じでみんなが仲良く話している時


果耶はさりげなく健太郎くんの隣に座っていた





果耶...


もう自然に座ってる...



私もどっか座ろ...





そう思って少し見渡したけど


みんな寄って座っていたから座るところがなかった


すると
横浜流星
横浜流星
あなた、こっち
流星くんが私に小さく手招きしていた


見ると自分の荷物をどけてスペースを作ってくれていた
あなた

ありがと...!

私が隣に座ると
横浜流星
横浜流星
なんか...困ってそうだったから
流星くんが下を向いてそう言った
あなた

ありがと、助かった...











あ、そうだ
あなた

そういえば、流星くんに聞きたかったことがあって

横浜流星
横浜流星
聞きたかったこと?
あなた

うん、なんで、私のこと...呼び捨てで呼んでるのかな...って思って...

横浜流星
横浜流星
呼び捨て?だってそれは、あなたが言ったんでしょ?あなたって呼んでって
あなた

え?私が?

横浜流星
横浜流星
うん、だから僕は呼び捨てで...
あなた

そうだったっけ...ごめん、じゃあ私が勘違いしてた、

横浜流星
横浜流星
...でもさ、なんで僕には聞くの?呼び捨てしてるのなんでって
あなた

え?どういうこと?

横浜流星
横浜流星
賢人には聞かないでしょ?呼び捨てしてること
あなた

...それは

...たしかに聞かれたらなんでかわからない


流星くんの呼び捨ては


なんか知らないけど特別感があって


賢人くんの呼び捨ては


果耶にも呼び捨てだし...変わらない気がして...


流星くんと果耶が話してるのって


あんまり見たことないし...隣の席のくせに





私がなんとも言えず言葉を濁していると
平野紫耀
平野紫耀
...あなたちゃん!
紫耀くんが私の隣に移動してきた
あなた

あ、紫耀くん...!

平野紫耀
平野紫耀
土日に買いに行くじゃん、その時の話とか...まだ詳しくしてないなって思って
横浜流星
横浜流星
土日に行くって、どこ行くの?
平野紫耀
平野紫耀
携帯買いに
あなた

そうなの、凌くんの携帯買いに行くんだ

平野紫耀
平野紫耀
凌?
あなた

あれ、言ってなかったっけ?
凌くん携帯持ってないからこの際だし買おうみたいなことになって

平野紫耀
平野紫耀
き、聞いてないよ...
あなた

ごめん、伝え忘れてて...

横浜流星
横浜流星
.......
あなた

じゃあ、とりあえず凌くんも呼んで話し合おう

私がそう言って立ち上がると紫耀くんも


立ち上がって私についてきた









紫耀 side


流星とあなたちゃんが


なんだか楽しそうに話してるの見て


邪魔したいって思った


俺があそこにいるはずなのに...って


.....でもそういえば、流星はあなたちゃんのこと


隣が空いてるって声掛けてた


俺が声かけようと思ったのに


もしかして流星も...


























あなたちゃんのことが好き?

プリ小説オーディオドラマ