花巻side
俺は松川に突かれ、キスされ、絶頂に達した。
目がチカチカするし、頭も回らない。
松川がまた、激しく動く。
俺の身体は、イったばっかりで松川が頭を触っているがそれすらも反応してしまう。
名前を呼ばれ、何かを言いたそうな顔をする。
耳元で囁かれ、イきそうになる。自分の身体が怖い。今日何回思ったのかわからないほどに。
さっきよりも激しく動く。
もう、声も押さえられない。
奥を思いっきり突かれる。
それに俺も松川も絶頂に達する。
ぶるりと震える松川。
声を押さえているのが、少し可愛いと思う。
ニマッと笑う松川が愛しい。
松川は顔を少し赤くして、ハァーと息を着くと抱きつかれた。
ニマッと笑いながらとんでもないことを言う。
小声で言うとまた、ニヤリと笑う。
あぁ、悪い顔してる。
でも、そんな顔をしていてもどんな顔をしていても俺はお前が好きだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。