第29話

二十八話
963
2021/02/27 13:37




私は目を開けた。




私が見た景色。


それは地獄でも天国でもなく、


私が昔に住んでいた本当のお母さん、お父さんの家。




それを見てふつふつと思い出す。まだおぼつかない足取りの1歳のはずが

私は不思議と普通に歩けていた…その時自分が1番特別だと思えた記憶。





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「」=ある曲の歌詞

普通の言葉=その時の私の気持ち的な?

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「悪戯は知らん顔で」



浮気は知らん顔で




「言い訳は涙を使って」



その言い訳は涙を使って



「寂しいな遊びたいな」



その時の私にとってとても寂しかったし親と遊びたかった



「蜂蜜みたいにドロドロ」


その気持ちは蜂蜜のように甘い夢でその夢は下へ下へと垂れてゆく


「貴方にも貴方にも」


浮気しているお母さんも仕事でいっぱいなお父さんも


「私はさ必要ないでしょ」


ほんの少しでも構ってくれる時間なんてなかった


「世の中にけんもほろろ」


浮気が疑われてからは毎夜毎夜喧嘩ばかり


「楽しそうなお祭りね」



それを聞いている私は1周通り越して楽しそうなお祭りに感じた



「さぁあんよあんよこっちおいで」



いつかお母さんがそう言ってくれるのではないかと思って



「手を叩いて歩けラッタッタ」



少しでも歩く


「嫌んよ嫌んよ」



でもいつも公園にいる仲の良さそうな親子を見ては


「そっぽ向いて」

そっぽ向いて


「今日も私は悪い子要らん子」


今日も私は誰にも必要とされない要らん子




「夢見ては極彩色」


家族と笑顔でいる夢を見た


「覚めてみるドス黒い両手」



目を開ければ両手は殴られた事によって自分の血まみれになっていた



「私だけ劈くつんざく



私にとって耳を劈く張り裂けるような様な



「楽しそうな歌声ね」


他の人には楽しそうな歌声




「さぁ今夜今夜あの場所へ」



今夜いつも私が行っている公園へ



「皆で行こう走れラッタッタ」



いつかお父さんがそう言ってくれるのかなと思っていた


「いいないいな羨めば」


夜中に一緒に歩いてる親子を羨んでいると


「楽しく踊る気ままな知らん子」


その親子は私のお母さんとそんな事実も知らない

私より幼い赤子だった



「いちにのさんしでかくれんぼ」



私が鬼でかくれんぼをしていた


「ヒロくんハルちゃん見つけた」


それでお父さんお母さん見つけた


「息を切らしては鬼ごっこ」


息を切らしては鬼ごっこをしていた



「君に捕まっちゃった」


お父さんとお母さんに捕まっちゃった



そんな夢を見ていた__












「さぁあんよあんよこっちおいで」



『でも、それは昔の夢』



「手を叩いて歩けラッタッタ」



『もしまだ生きていられたら私は昔の夢が叶ったかもしれない』



「震える1歩踏み出して」



その時ひとつの光が見えた



「1人にバイバイ」



その光に向かって私は駆け出した




「ねぇ愛よ愛よこっちおいで」



目を開けるとそこには五条先生と悠仁と…


「手を開いて触れるあっちっち」



その時私の手を握っていた五条先生と悠仁の手は


少し熱いと感じるほどだった



「いいのいいの目を開けた」


私は生きていることに驚いた


「今日も明日も」


この命で今日も明日も



「みんなと遊ぼう」



生きていこう






曲名 独りんぼエンヴィー





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長いね...



なんか途中噛み合わさってないところあるけど気にしないでね!((



曲わかんなかったら調べてね!

こういうの嫌だったらすみません!!

それと新作消しちゃった(( ̄▽ ̄;;)


投稿した時間??が悪かったのかな?

精神的に辛くなっちゃってね。

んで明日から多分...多分徐々に更新遅くなっていくと思うんで

今のうちに投稿しとこって思ってね

ではこのままブツブツ言うのもあれなので



次回お楽しみに!(´︶`;)

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