第19話

十八話
1,131
2021/02/13 09:39






あなた『フッ!』



私は鳩尾みぞおちに1発蹴りを入れる。




呪『ガガッ…ガッ』


すると今度は呪霊の方から蹴りを入れてくる。


ゴンッ!!




あなた『あぶな…あんなの食らってたら頭粉々だ…』


私はしゃがんで避けたが、


壁を見てみるとコンクリートで出来ていて頑丈な壁が

蹴られた場所だけ突き抜けて無くなっていた。




あなた『やっぱり貴方も私と同じ感じ?』



呪『ガガッ…シシシ…ネネ』



あなた『…話す気ないのね…』





呪霊はねと言っているが

攻撃はしてこない。

私が推測して出したこの戦いでの答えは、




連続で攻撃する。





相手は自分が受けた攻撃を何倍にもして返す、

というのだろう。


ならば、相手に攻撃させる隙を作らなければいいのだ。





あなた『フッ!!』



私は、先程と同様、鳩尾みぞおちに1発蹴りを入れる。



呪霊は吹っ飛ばされて壁にゴンッと痛々しそうな音を鳴らして倒れる。


呪『ガガッ…ガコッ』


あなた『まだまだッ!』



私は、立とうとする呪霊をもう1回蹴りで抑える。



あなた『もっともっとッ!』



倒れ込む呪霊を何度も蹴る。



もしこれが呪霊ではなかったら虐めになっていただろう。


すると、



呪『ガシッ』



あなた『え?』


呪霊に足を捕まれそのままハンマー投げのように飛ばされる。


ドンッ!!

鈍い音と共に背中に痛みが走る。

あなた『痛ッッ』


その隙を狙って、呪霊は逃げようとしていた。


あなた『待てッ!!』



私は咄嗟に呪霊を追いかける。


だが呪霊が逃げようとしていたのは

廃ビルの下の階でも上の階でもない。



あなた『外!?』



呪霊は外へ飛び出そうとしていた。


確かここは4階。



生身の人間がここから落ちれば最悪の場合死ぬだろう。




あなた『へぇ〜受けて立つよ』



私は微かに口に弧を描いた。



そして呪霊が外に飛び出た瞬間。


私は、呪霊の上に飛びそのまま呪力を込めた自慢の足で




あなた『さよなら』




1発うなじに蹴りを入れた。


呪力も篭っていたため、呪霊の首と体は離れており、


それによって空中でサラサラと消えていった呪霊。




あなた『…待って、足で着地できるかこれ、』

昔から高い所から落ちるのは慣れていた。


だが都会の地面は果たして大丈夫なのだろうか…


私はそのまま重力に従って落ちていき、


何とか足で着地はできたものの…



あなた『足首捻ったッ…』



着地した時によろけて、そのまま足首を捻ってしまった。


そんなところに、



五『あ、おかえり〜』


パッと見…不審者の五条先生が来た。


あなた『た、ただいまです』




五条先生はどうしたの?と言ってきたが、

少し状況を説明したらすぐに理解してくれた。


五『まぁ呪霊も倒せたし試験合格ッ!』


あなた『じゃあ私は正式に?』



五『うん!高専の生徒!』



と言いながら、私の背中と太腿に腕を通して軽々と持ち上げた五条先生…



五『よいしょ…(軽ッちゃんと食べてるのかな…)』




あなた『ちょ、え、、あ、これ何時までこの状態ですか?』





五『うーん高専に帰るまで☆』





その言葉を聞いて自力で歩こうとしたが、


五条先生の力が強すぎてなんとも出来ず


その後合流した野薔薇たちに見られました。




高専に帰って治療してもらった後、




.....質問攻めでした。


あなた(ほんっと疲れた…)








┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



書いてたらいつの間にか

1700文字超えていました(^^;;


それと、

心の中で思っている時、


五(〜〜)


とするようにしました!



1つの言葉にセリフも心も入れる場合は



五『〜〜(ーーー)』



とします!



ややこしくてすみませんm(*_ _)m


では長くなるといけないので



次回お楽しみに!

プリ小説オーディオドラマ