五『ねーねー2人とも』
虎『?先生なんですか?』
五『僕ねこれから海外出張に行くんだけどさ』
あなた『…自慢ですか?』
五『いや、最後まで聞いてって…』
あなた『あ、すみません』
内心そこまで反省してない声で謝る。
五『流石にここにいるのも退屈でしょ?』
五『だから悠仁は伊地知んとこであなたは硝子んとこ行ってくれない?』
虎『別にいいけど』
あなた『私も大丈夫ですよ』
五『じゃあ決まり!!じゃあ悠仁は僕が送るからあなたは硝子とこ行って』
あなた『はーい』
相変わらず雑だな〜と思いながら家入さんの所へいく。
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あなた『失礼しまーす!』
家『悟からは聞いてるよ』
あなた『はーい!宜しくお願いします!』
家『と言っても退屈だけどね』
あなた『あ〜確かに…』
そこで1度会話は途切れ沈黙が続く。
別に気まずい訳では無いけど暇。
多分このままいたら暇すぎて死んじゃう…
家入さんとお話しようにもパソコンカタカタしていたり
書類に記入していたりなど大変そうで…あまりお話はできない。
私はクルクルと椅子を回しながら天井を見る。
ぼーっとしているからあまり酔うことを気にしない。
そんな時ふと思った。
あなた『家入さんって反転術式…使うんですよね』
家『あぁ、そうだけどそれがどうした?』
あなた『いや、何となく…』
家『…そういや腕の傷はもう大丈夫かい?』
あなた『あ、はい大丈夫ですよ!』
家『そうか…無理はするなよ』
あなた『はーい…』
家入さんは書類を揃えてファイルにしまうとこういった。
家『折角だし出かけるかい?』
あなた『…えっ!?』
家『嫌か?』
あなた『い、いいですよ!どうせ暇ですし…』
あなた『でも私一応死んでることになってるんですよね?』
あなた『このままでいいんですか?』
家『そうだな…変装はしよう』
そう言われた結果。
私は帽子と伊達メガネをつけた。
あなた『なんか視界が狭く感じる…』
家『まぁそのうち慣れるよ』
家『じゃあ行くよ』
あなた『はーい』
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順平くんのところは書きませんがその出来事はあったということで!!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。