第26話

告白、そして③北→横→藤ヶ谷side
230
2020/06/23 03:47
とつぜん、太輔がやって来て俺の家に泊まると言い出した。

分かったわ、ふっ
藤ヶ谷
本当ですか?
実は私、明日から暫く家を留守に
するの
藤ヶ谷
はっ?そうなの、ひろ
北山
うん、ハハッ
だから、ちょうど良かった太輔くんが来てくれて
藤ヶ谷
えっ、あぁ…ハハッ
ひろのこと宜しく頼むわね、ニコッ
藤ヶ谷
はい


それから二人して俺の部屋でイチャイチャらぶらぶし。

北山
んふふっ
藤ヶ谷
なに?
北山
そんなに俺と一緒にいたかったのか
藤ヶ谷
ちっ、違うよ


(あっ、顔が赤くなっている)

藤ヶ谷
ひろが寂しがってると思ったから
来てやっただけさ
北山
照れちゃって、んふっ
藤ヶ谷
違う言ってるだろ
北山
か~わい、ガハハハッ


素直じゃないところは、お互いさま。

藤ヶ谷
もう、からかうと怒るぞ
北山
クスッ、恐くないもんねぇ、あっ


とたん、ドサッと畳の上に押し倒され。

北山
たっ、太輔、んっ


(こっ、こら~キスするなんて反則だぁ)

藤ヶ谷
ひろ、口を開けて
北山
ぁ…あふっ、んっ


深く、深く太輔の舌が咥内をまさぐっていく。

北山
んんっ、んっ、だめ
藤ヶ谷
どうして?俺、もっとひろが欲しいよ
北山
太輔、んっ


(分かっている分かっているけど、もうちょっと待って欲しいんだ。まだ俺、少し怖いから…)

甘ーいキスのあとは美味しい食事を食べ風呂に入り
その日は二人、寄り添うように眠りについた。







・横尾side
玉森
はぁ~あ
横尾
溜め息ついてるなら思い切って会ってみればいいのに
玉森
やだっ


(こりゃ、太輔とミツよりも大変だな)

玉森
それよりワタ、どうしても欲しい物があるんだけど
横尾
んっ?


相変わらず俺は、他の連中には内緒で裕太の面倒を見ていた。

横尾
それって、なに?
玉森
うふふっ、わ・た・る、ニコッ


(俺に色目を使ってどうするんだよ?裕太、ハァ)

河合
あれ?こんな所で、お前なにをやっているんだ


(げっ、郁人!?)

横尾
あぁ~散歩だよ散歩、ハハッ
河合
ふーん、この店に用があって来たのかと思った
横尾
まさか俊くんじゃあるまいしさ、ハハッ
河合
だよな、クスッ


「じゃ~な」と手を振り去って行く郁人。
(危なかったぁ入るところじゃなくて良かったよ)

.
いらっしゃいませ
横尾
すみません、ちょっと探しものをしているんですけど
.
はい、なんでしょう?


(いずれはバレる、だから夏休み中になんとかしなければ)

俺はそう思っていた思わぬアクシデントに遭遇したような心境になりながらもこのとき「頼られて嬉しい、けど困る困るけど嬉しい」みたいな感じでいたんだ、複雑な気持ちで。





・藤ヶ谷side

ツンツンツン、ぷにぷにぷに。

北山
ん…ん~やめろって‥太…輔
藤ヶ谷
クスクスッ、クスッ


朝、眠っているひろの頬っぺたで遊んでいたら。

北山
あぁ~もう目が覚めちまったじゃ
ないかぁ
藤ヶ谷
だって、もう10時だよ、ご飯たべよ
北山
母さんは?
藤ヶ谷
とっくのとうに出かけた
北山
そっ


早くに起きるのが苦手なひろを、よく熟知しているおばさんは俺だけに挨拶を済ませ。

北山
うん今日も卵焼きが焦げまくっている
ガハハッ


(あっ、いつもなんだ、クスッ)

北山
いっただっきまーす
藤ヶ谷
しょっぱ、この卵焼き
北山
そう?パクッ
藤ヶ谷
あはっ


それから、遅めの朝食を食べ。

北山
コックリ、コックリ
藤ヶ谷
ひろ、昼寝をするのはまだ早い
北山
ハッ…こっくり‥コクッ


(ダメだ、こりゃ)

藤ヶ谷
ほら寝るならこっち
北山
んっ?
藤ヶ谷
膝枕してやるから
北山
ふにゃ~
藤ヶ谷
ふっ


俺達は、まったり時を過ごす。

藤ヶ谷
襲っちゃうぞ、クスッ
北山
だーめ、んふふっ
藤ヶ谷
襲いたい
北山
ダメだってばぁ


グイッと引き寄せ、キスをする。

北山
んんっ、たっ、太輔
藤ヶ谷
ねっ?どこまでならしてもいい


バタバタと、無駄に抵抗するひろに問い掛けると。

北山
んっ、どこ…まで‥って…あっ


なぞるように首筋を撫で。

北山
ちょ、太輔


いい感じの反応をしてくれたので、つい。

北山
胸なんか触るな、こら


突起をクリクリっと弄り回し、更には。

北山
んっ、つ…はっ‥ふっん


深く口づけを交わして、先へ進もうと服のボタンに手を掛けたその時ピンポーンとチャイムが鳴り出て見れば。

藤ヶ谷
みや?
宮田
ふえっ、ガヤさーん
北山
わっわっ、なに!?


そこには物凄く情けない顔をした宮田が立っていたんだ。