久々のトッツーとの御対面、俺は嬉しくてトコトコと小走りで走って行ったんだ、すると「ズテン!」
(すっかり甘えんぼさんの俺、だってめっちゃ太輔が優しいんだもん戻って来てからずっと)
(それより今日はもう1人…いや二人と対面する予定になっている、けどまだ来ていないみたい)
(でも驚くだろな、まっ…仕方がないけど)
・二階堂side
(えっ、ミツが)
(ガヤ!?)
ワッターの話を聞き俺は何故ガヤが最初ミツのことを聞いた時あんなにクールだったのか、全てがやっと理解できたんだ。そして改めて思った申し訳なかったと、その上で…
(うえっ、こいつめっちゃ泣いている、アハッ…可愛い)
それから、みんなが集まっているという体育館の裏へ行き。
(あははっ、この時のガヤの顔ったら)
(あははっ)
こうして俺達は一致団結をし、みんなでミツが元に戻れる方法を探すことにしたんだ「必ず絶対に戻れるから、それまで待っていてねミツ」
・藤ヶ谷side
俺の部屋で小さなひろを必死で追い掛けているワタ
お腹を抱えて笑う俺に文句を言うワタ、その数分前
「下着、洋服なんかも」そう言ったらワタがサイズを測らなくちゃって言い出し、でも…
「ただでさえ小さいのに」
(で、この始末…クスッ)
呼ぶとダッと手の中へ飛び込んで来る、その瞳を
ジッと見つめ。
すると、瞳をキラキラと輝かせ。
「なんか俺ひろを手なずけるの上手くなってない?クスッ」そして、ようやくサイズを計り終えたワタは
(持つのは裁縫、料理ができる友…なーんちゃってThank Youワタ感謝しているよ)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!