第6話

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2020/05/09 22:32
流星 Side




「 ちゃう、ここは3 , 4でターンやで? 」



あぁそっか、ってやり直すあなたちゃん。




「 どうしたん?最近間違いすぎー笑 」


『 ごめーん笑 』




どうしたんだろうね、って自嘲気味に笑って


ちょっと休憩、と壁を背もたれにして座った。





「 あなたちゃんさぁ、ご飯食べてる? 」


『 え? 』


「 痩せたよな? 」


『 ダイエット命令やで 』


「 ふーん、 」





マネージャーからのダイエット命令は日常的で


僕も言われるし、大橋くんなんて毎日言われてる。





でも、マネージャーに言われても


最近急に痩せたからもっと食え!って


丈くんがお茶碗いっぱいにごはんを注ぐけど


最近はそれの半分も食べなくなってた




全部食べてたのにな。







『 よし、もいっかいやろかー、 』




足首と首を回して


鏡を見据えたあなたちゃんの目は強い





細い手足を最大限に活かして踊るダンスに


僕は一生勝てないと思う。





僕はダンス習ってたけど、できない所もあって。

そんな時はあなたちゃんに教えて貰った。

あなたちゃんのダンスを5年以上見てきた。






そんなあなたちゃんの異変に、

僕が気づかない訳がなかった







「 なんか隠してる? 」


『 えー?流星何言ってんの?笑 早くするよ 』








あの時問い詰めてれば、何か変わったかな

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