第9話

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2020/05/09 22:38


「 あなたちゃーん 」



『 なーに 』






私の部屋に転がり込んできて、


我が物顔でベットを占領するみっちー。





今日は久々オフで、他のみんなは出かけた。






「 ご飯いきましょ! 」



『 やだ 』



「 買い物いきましょ! 」



『 めんどくさい 』



「 ダンス! 」



『 えー 』




ダンスしましょ、ダンス!って私の手を引っ張る。





『 めんどくさい〜 』




そんなふうに言いながらも、

結局はみっちーの力に負けて、立ち上がった。





『 わ、 』




あれ、どうしよ


立ち上がった途端、目が回り出した。






「 あなたちゃん?大丈夫ですか? 」





みっちーに捕まって、ただめまいに耐えるだけ。




足元がぐらついて、視界がどんどん狭くなる。






やばい、と思った時には、


右手が痙攣してきて、左手で隠すように抑えた。







「 ね、、ねぇ!!あなたちゃん!? 」





その声もだんだん遠くなっていく。



息が上がって、うまく酸素が入ってこない。







「 っ、!!電話します!!! 」



『 だ、い、、ご 』





絞り出した言葉はみっちーに届いて、


もしもし、大吾くん!?って


その言葉を聞いて、私はすーっと意識を落とした。

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