第7話

06
6,924
2020/05/09 22:34
なにわ男子の唯一の女子、あなた。

誰よりも慕われて、みんなのお姉ちゃん。




そう言ってもらえるのは、嬉しかったけど


今後を思うと辛かった。







「 それでは、

西岡あなたさんに聞いてみたいと思います! 」





テレビ番組の事前収録。さっきから痺れてる右手。

ついてへんなぁ






「 西岡さんは唯一の女子ですが、


男性の中に1人だけで困ることはありますか? 」



『 困ること…笑 』





ないんじゃないんですか?ほぼ男子ですもん笑

って小馬鹿にするみっちーの肩をパシッと左手で叩く




『 あーもう!みっちーにはご飯あげないからな! 』


「 え!!待ってくださいあなたちゃん〜〜 」




右手を掴んでくるけど、さりげなく左手で離れされる。





『 困ることはー、家が汚いです笑 』


「 特に誰が汚すとかありますか?笑 」


『 恭平?笑 』


「 は!? 」


『 恭平は、出したものをそのまま

ほったらかしてどこか行くんですよ。

それを片付けるのは私なんで自分でやって欲しい…笑 』





私がいなくなったら誰が片付けるん。


家がいつかゴミ屋敷になるで、笑





「 ということですが、高橋さんはどうですか? 」




「 まぁ、そんなこと言ってもあなたちゃんは

片付けてくれるので、これからも頼りにしたいと思います笑 」






恭平、それじゃだめなんやって

プリ小説オーディオドラマ