第47話

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2020/04/12 09:11
謙杜 Side






『 あ、謙杜おはよ〜 』




「 おはよ、 」




『 卵焼き作ったで~ 』




「 あなたちゃんが料理とか珍しいっすね笑 」







卵焼きの作り方を忘れてない、僕のことを忘れてない、


それだけで安心する。








いただきまーすって、


卵焼きを一番はじめに口に入れた






「 おいしい!! 」



『 せやろ?笑 』






ケラケラ笑って楽しそう。






「 え、あなたちゃんが作ったの?俺も食べる! 」





パタパタ走ってきたみっちーが


俺の箸ごとつかんで自分の口の中に入れた。







「 んわ!!うまっ!!

やっぱり俺らのあなたちゃんは天才やわ!笑」





『 ありがと笑 』





そのあとみんな集まってきて

あなたちゃんは7人分卵焼きを作って。




みんなに絶賛されて、嬉しそうなあなたちゃんを見て

僕も嬉しかった。







『 あのさ、みんなに報告があって… 』







リビングで男7人が構える。




またなんか悪いことじゃないかって







『 車椅子、使うことにした 』






「 …… 」





『 仕事の時…ファンの前に出る時は使わないけど、

座ってできる仕事は出来るだけ座ってやろうと思う 』





「 わかった 」





大橋くんがニコって笑う。





「 あなたがいいと思うようにやればいい

俺たちはそれを支えるし 」






「 あなたちゃんがやりやすいように僕も頑張ります 」






『 ありがとね、謙杜 』






ほんわかした雰囲気が漂って、





「 じゃあ、今日の収録いくか! 」






丈くんの声で今日の仕事が始まる。

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