第10話

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2020/12/20 10:00
平塚「あなた。言えるだけでいいよ。全部いいな。」

元木「大丈夫。誰も、お前のこと見捨てたり、
嫌いになったりしないって」

あなた「う、うん……」

そーいって、あなたは過去を話し出した。
あじもくろちゃんもうっちーも、陽菜も。
皆、泣いていた。

あなたの話が終わったとたん……
陽菜「あなた!!!気づかないでごめんね!
辛かったよね。苦しかったよね泣」
あなた「…うん。つらかった泣、悲しかった泣」

安嶋「これからは、俺たちもいる、、頼って?」

あなた「こんな私だけど…いい、の?」

黒田「もちろんだよ。どんどん頼って」

内村「頼りない人もいるかもだけど」
俺の方をみてきたうっちー。

平塚「どーゆことだようっちー!」

あなた「…クスッ」

陽菜「やっと、笑ったね。やっぱり、あなたの笑顔
可愛いし最高。」

あなた「心配かけて、ごめんね…せっかくの
お出かけだったのに……」

元木「また、今度行こーぜ!」

平塚「だね、みんなで行けば楽しいし!」




あなたside

みんな……こんな私を受け入れてくれるなんて。
良かった。みんなに話してスッキリしちゃった

黒田「その前にさぁ。」
その他「????」

黒田「あなたの担任なんて名前?」

あなた「え、柿田だよ?」

黒田「よし、湧。行くぞ」

元木「だな。」

あなた「え、ちょ、え、どこに行くの?」

黒田「そんなん、決まってるだろ」

2人「ボッコボコにしてくる♥」


いやいやいやいやいや、あんたら何考えとるんねん!!
って、ホントにいきよるやーーん!!!

あなた「ちょ、ちょ、ちょ!!まって!!」
元木「止めるなー!」

安嶋「…2人こんなになったら、止まんないよ…汗」

あなた「ちょ、えーー、誰か止めてよ!」
平塚「はぁ…湧、くろちゃん」

黒田「なんだよ!ひらつ……」
元木「あー!なんだ…よ」


2人が振り向いた瞬間、私も不意をつかれ、メガネが取られてしまった。
手を隠す暇もなく…

あなた「ちょーい!しょまくん!何やってるの!」
平塚「何って、2人を止めたんだけど」
あなた「こんなんで、止めるはず……」


2人の方を見ると、止まっていた。
そして、2人とも口元を抑えて、耳まで真っ赤
熱でも出たのかな?


内村「てか、あなた。もう、そのメガネいらなくない?てか、そんな壁いらないでしょ。」

あなた「…内村くんって頭良すぎでしょ。
よく、これが壁ってわかったね。」

内村「わっかるさー。ね、もう、こんなメガネしなくても!ほら、メガネがない方が世界が明るく見えるよ!!!」

…ホントだ。ね。こんなのがなくても、、、、


あなた「ねぇ、皆。」
陽菜「なーに?」
平塚「どーしたの?」
安嶋「ん?」
内村「なにー?」
元木「おう?」
黒田「んーーー?」

あなた「信じてくれて、話を聞いてくれてありがと
う。みんなのこと大好き。」


陽菜「ーーー!!!!あなたかわいい!私も、
だーいすきよ!!!」
平塚「あなた!おいで!!!」
あなた「ん???わっ!」
平塚「ぎゅー!!!あなた可愛すぎる。」
安嶋「ちょ!ひらつ!」
内村「ずるーい!おれも!!!」
黒田「ちょ!まてまて!おれも!!!」
元木「平塚さっきもハグしてたやん!変われや!!」

陽菜「は?どゆこと。まて、平塚。離れんかい」
平塚「やーだね!絶対離れるもんか!」




ワーワーと賑やかになった私たち。
自分の過去を話してもこんなに受けいれてもらえたのは初めて。
嬉しい……ほんとに、、、みんな大好き

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