第4話

【們星学園】>>>4
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2020/05/27 11:19
🐰「…って事で、今があるんだよ。」
🐶「ほえー!そうなんだね!」
🐝「そうなんすね!て事はそっから3人、4人5人…7人になった訳なんすね!」
🐶「そうだよっ!俺3番目のキャラだもんね〜」
🐝「キャラってwヒョンはポケモンなんすか…」
🐰「俺が1年の頃、ヒョヌとクラスが離れちゃって、周りの皆が本当に誰が誰なのかとか全くわかんない状態の時に、ミニョギが声掛けてくれたんだよ。あれほんと助かった。」
🐶「あははは…。照れるなぁ〜。そんでそっから仲良くなってって、ショヌとも知り合って、気が付いたらずっと3人で屋上!」
🐹「その後に俺が無理矢理この不良集団に入れられたんだよ。」
🐰「不良集団って!人聞き悪い!愛校団体の間違いだよ!」
🐶「キヒョナはぁ、俺と家近所で小中高同じ幼馴染みだけど、初めてショヌとウォノと対面した時はビビりまくってたんだよ!」
🐰「俺らの事歳上だと思ってたらしくてさ!」
🐹「だ、だって!どう考えてもコイツが歳上に敬語使わずに喋ってる様にしか見えなかったんだよ!そりゃ怖ぇに越したこたぁねぇだろ!」
🐻「凄い形相だったぞ。あの時のキヒョナ。」
🐹「そんな誇らしげにすんなよ!…って、こんな話は置いといて、まぁそっからちゃんと年齢確認も済んで、同い歳って分かったのは良いけど、俺は喧嘩とかそんなのは好きじゃ無くて頭だけしか取り柄なかったって事で、この通り情報係でーす。」
🐺「喧嘩が"好きじゃない"んじゃなくて出来ないんですよね分かります。」
🐹「分かんなくていいわ」
🐻「キヒョナはデコピンが強いじゃないか。」
🐹「いや、励まし方下手過ぎない?つか、あの自信満々だった亀の話はどこ行ったんだ?」
🐰「あぁ!ホントだ!忘れてた!ごめ〜んヒョンウォナ〜」
🐢「………んあっ?寝てたわ」
🐹「誰も子守唄歌ってねぇよ」
🐰「えっとねぇ、ヒョンウォナはねぇ、俺がスカウトしたのよ。ヒョンウォナが1年の頃、入学式以降全然来ないイケメンが居るって皆騒いでたから気になってはいたけど、なかなか逢えなくてさ。そんである日、俺達4人は既に一緒にいるようになってたから、その時も屋上に居たんだけど、下からすっごい音がしたんだよ。」
🐝「下からこんなとこまで音が聞こえるって…相当っすね…」
🐰「そうなの!ヒョヌは寝てたけどね。」
🐝🐺「さ、流石…」
🐰「そんでびっくりしたもんだから、ヒョヌには申し訳ないけど下に降りてったの。そしたら1年の野次馬が見えてきて割り込んでみたら…1人の大柄な男の子が血流して倒れてて、その子の近くにいた子を見ようと思って顔を上げたらすっごい男前の子が居て!!」
🐢「それが俺」
🐰「って事!」
🐹「んな事があったのか!」
🐻「俺が起きた頃には既にホソガとヒョンウォナがいて、ミニョガも居たなぁ」
🐺「え、どうしてキヒョニヒョンは居なかったんですか?」
🐶「え?忘れたー!」
🐹「ひでぇなお前。」
🐶「あっ思い出した!インフルエンザ!」
🐹「そうそうA型にやられて寝込んでたってわけ。」
🐺「喧嘩より怖いですもんね、インフル」
🐹「ん?馬鹿にしてる?」
🐝「でも逆にどうやって紹介されたんすか?」
🐶「なんか、流れ!」
🐝「なが、流れ?」
🐹「ちげぇよ!自己紹介してもらったよちゃんと。経緯は
言ってなかったけどその時は気にならなかったしその後聞くことも無く今知らされたって感じだな」
🐢「病み上がりだったもんな」
🐹「それは一理ある」
🐺「あ、じゃあジュホニヒョンは?どうやってきたんですか?」
🐝「俺?俺はねぇ…ある意味スカウトかもしれない」
🐺「ええ!そうなんですか!」
🐶「そうだよ!俺がスカウトしたの〜」
🐝「痛っ!もーヒョン、傷だらけだから抱きつかれるといつもより痛いっす…」
🐶「ジュホナはぁ〜、帰りにたまに目に入る野球部だったから知ってたのは知ってたんだけど、見た目めちゃめちゃ怖そうだけど笑った時の顔がめっちゃ可愛くて絡みに行ったら更に可愛かったから連れて来た!」
🐺「貴方の好みで連れて来たんですね。」
🐶「でも喧嘩強いしバッド持たしたらそりゃもう世界征服しそうな雰囲気あるじゃん?!」
🐺「雰囲気でしょ」
🐰「まぁ俺も最初見た時は強そうだな〜と思ってたけど消毒は痛いしお化けは怖いし可愛いよね。」

からかうようにしてウォノはジュホナのほっぺたを抓った。

🐝「痛い痛い痛い!もう!皆して馬鹿にして!」
🐢「チャギヤが拗ねた〜」
🐺「ご愁傷様です。」
🐻「チャンギュナの経緯は?」
🐺「え、皆さん知ってるかと…」
🐹「流れで再確認しよ」
🐺「どんな流れですか…」
🐢「チャンギュナは俺が2年になってからスカウトしたじゃん」
🐹「え、なに?後期スカウト多くない?」
🐺「実は、俺もスカウトだったんです…」
🐹「そんなカミングアウトみたいな感じやめろ。てかヒョンウォナとの接点どこなんだ?」
🐢「一方的に観察してた」
🐹「変態かよ。」
🐢「めちゃくちゃ可愛い子いるなと思ってたから、出来る限り観察できる時の授業は起きる様にしてた」
🐰「観察できる時の授業?」
🐢「そう、窓から眺めるってだけだけど」
🐺「俺が体育館授業してる時も運動場で授業してる時も、毎時間欠かさず見てたらしいです」
🐢「常に窓際の席だったからいい眺めだったよ」
🐹「とことん変態かよ。」
🐝「いつ声掛けたんすか?」
🐢「えーっとねぇ、もう初回から声掛けたかったんだけど俺も奥手だからさ、なかなか声掛けられなくて。んでもう一か八かで全然関係ない休み時間に教室まで行って、カカオ聞いた」
🐝「え、そこカカオなんすか!」
🐢「おん、カカオ」
🐶「そこまで来たなら喋れよなぁw」
🐢「いや、そこで喋ってたら俺何してたかわかんない」
🐹「ただの変態だろやっぱり。」
🐢「だから変態になる前に自分で制御したんだろ」
🐻「チャンギュナはカカオで誘われたのか?」
🐺「そうです。」
🐰「こう考えたらジュホナとかチャンギュナは特にだけど、俺たちって割と最近に出会ってるんだね。」
🐺「そうみたいですね。」
🐻「俺とホソガとミニョガとキヒョナは今年卒業か。」
🐶「え!ホントじゃん!」
🐹「お前単位大丈夫かよ。」
🐶「分かんない!でもキヒョナが教えてくれるでしょ?」
🐹「う、うるせぇよ!」
🐰「ん?キヒョナ、なんで顔赤いの?」
🐢「あつあつ〜」
🐹「意味わかんねぇよ!」

-経緯-

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