~家~
母「お帰り、あなた…雪」
母「良いのよ、帰省してくれたんだから」
…え、俺だけかな
この溢れ出る、正月の実家へ帰省した感を感じるの。
母「あらあら…w」
雪が、何か犬が唸ってるみたいな感覚…
こんな怒り方するんだ…w
説明すんの忘れてた~
( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
この兄好きもどうにか
ならんかね…
*
母「ごめんなさいね、あの子昔からあなたが大好きなのよ」
母「じゃあ、雪とも気が合うかもね」
母「大丈夫よ、あなたがどうにかするわ」
母「仲いいのね」
母「おやすみ、そういえば雪は?」
母「そう、じゃあ明日よろしくね」
そっか…お母さんは
知ってるんだな
雪がナイトレイブンカレッジに
行くって事を
~朝~
その後、俺が魔法の絨毯の
調子を確認している時に
寝室からエースとデュースの
悲鳴が聞こえたのは…
秘密である。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!