デュースと手分けして避難をし始めて数十分が経った頃、ふとした違和感が私を襲った。
本来ならもうルーシーコールが始まっててもいい時間帯なのに一切何も起きないのだ。
もうすでに建物の中にいる人達はいろんな人への避難誘導も手伝ってもらい、避難しきっている。
別に私は強くもないけど、少しでも役に立てるのなら…
そう思い私はひまわり畑に向かった。
そこにはルフィの姿はなくって、3人の姿しか見えなかった。
どうしてこうなった…?
そう考えているとエースとコラさんは何かを飲み込んだようだった。
2人にそう言って顔を覗き込まれた。
私だってうろ覚えだ、だけど…本編軸に少しでも近づけないと…
そう言ってローちゃんは走り出し、エースとコラさんは機材を取りに行った。
数分もしないうちに機材は全て揃い、私の声は国中へひびくようになった。
そう言うと数秒後、ウソップのいるらしい場所から煙が立ち上がった。
その煙を見て安心した後、私は本編通りの配置に行くように指示をした。
何処にいるかもわからないが、他に方法なんてありもしない…
そんな時だ
上から飛び降りてきたドフラミンゴに私が啖呵を切って時間稼ぎをする作戦…
皆んなが集まるまで、私が食い止めないと…!
コラさんのなんとも言えない雰囲気に、ローが痺れを切らしたらしくコラさんの前にローが立った。
そう言ってローよりもあからさま大きなコラさんの腰に手を回してドフラミンゴに中指をぶち立てた。
やったれやったれ!!!!とか思いながら私も私で作戦を実行する為に準備をしていた。
一か八か、奇跡が起きるか起きないかの瀬戸際…
ドフラミンゴに私の“覇気”が通じるなんて思ってはいないけど…
今、ドフラミンゴを食い止めれるのはコレぐらいしかない…
ローとコラさんが冷や汗をかきながらドフラミンゴに喧嘩を売っている最中
私がいたら本編通りにはならないけど、ルフィが来るまでの足止めとして…使いたくないけど使うしかないよね…
跪け
その一瞬にだけ集中して、私は数週間ぶりに覇王色の覇気を全開でドフラミンゴにぶつけた















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!