第2話

いつもどうり
48
2020/08/18 12:39
ガラガラ
茜さん寝てる...
そっと茜さんのベットのカーテンを閉める
今は夏だから病室の窓を開ける
それからはベットに入ってただ外をぼーっと見てるだけ
ただこれだけ
僕の両親はもう僕に無関心だから
何もして貰えない
ただ何もできないで死を待つだけ
昔は窓から家族の車が来てないか確認してた
でももう来ないって分かってる
何年、家族の顔を見てないだろう
何年話してないだろう
ただ、家族との思い出は写真の中だけ
小学生1年生の時の運動会で家族みんなで撮った写真
楽しかったな...
じわっと目が滲んでくる
それを拭いとる
ガラガラ
あれ?
あ、寝てるのでカーテン閉めておきました
ありがとね
おい!茜起きろ!
うわ!
なんだよ!
え?起こしていいの?
ほら飲みもん買ってきた
あ〜センキューな
そうだ、お前名前なんて言うんだ?
あ、え
棗...です。
棗なよろしく!
よろしくお願いします...
棗はなんで入院してるんだ?
やっぱり聞くよねそれ
病気で
それにしてはめっちゃ元気やん!
あははは...
1様これでも余命宣告されたんだよ
ベシッ!
お前はなんでそんな無神経な質問するんだ
ご、ごめん...
いいよ、別に。
それに今日で余命宣告過ぎましたから
良かったな!
...はい
なんの病気だ?
それが、分からないんです。
不明の病って事か
はい
いつから入院してるんだ?
小学1年の頃から...
入退院繰り返してて、
余命宣告受けてからは、毎日入院してる。
余命宣告受けたのは?
中学2年もうすぐで3年生になる時期
そっか...
家族は?
家族は、
茜、それ以上無神経な話やーめーろ
ごめんな
手を合わせて謝ってくる
いえ、大丈夫です
元気な人達だな。
ガラガラ
看護師
棗くーん?
えっ......
一瞬にして顔がひきつる
看護師
血圧測るねー
語尾に♡が付きそうな喋り方...
キモイ。
ぺたぺたと体を触ってくる
うっわ...
看護師
何よ
あ、すみません
看護師
最近来れてなくてごめんね〜
看護師
仕事が多くて〜
仕事が多いいのは工藤さんが僕の所に来させないように仕事を押し付けてあるからね...
良かったですね......
看護師
棗くんも寂しかったでしょ〜?
は、はい...
看護師
あの工藤私に仕事を押し付けるからボソッ
あ、バレてるんだ...
お仕事溜まってるんじゃないですか?
看護師
朝イチで来てほとんど終わらせたの〜
仕事だけはできるもんな......
看護師
頭撫でて褒めて〜?
あ、えっと......
気持ちわりぃぞババァ
おい!茜!
看護師
あんた態度悪いわね!
看護師
棗くんと大違い!
棗が気ぃ使ってんだよばーか
看護師
はぁ?!あんたより頭いいし!
なんで大人と子供で喧嘩してるんだ......
看護師
それに棗くんは私の事好きなのよ!
妄想激しいぞババァ
はぁ...
ごめんね棗
あ、いえ...
あ、あの...看護師さん...
もう数値出てますよ。
看護師
あらごめんね
あと工藤さん遅いと怒るんじゃないですか?
看護師
ヤダヤダ
看護師
また来るわね〜
はい
パタンッ
キッも
あはは...

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