第2話

結界師情報
422
2020/12/08 13:15
基本の結界術
「間流結界術」
通常使う結界は、四角い立方体のもので、この中に妖を囲い込み、滅する(潰す)ことで妖をやっつける。

結界の張り方は、以下の通り

1 方位・・・ターゲット指定
2 定礎・・・位置を指定
3 結・・・結界の成形、発動
4 滅・・・滅する。 解・・・解除する。

 滅した場合は・・・ ↓

5 天穴・・・破片から妖が復活しないように、異界に滅した妖を一掃する。

ちなみに天穴は、道具の名前。 槍のような道具に空いている穴から、異界に一掃する訳だが、その行為自体が「天穴」と言うのかは微妙。

初めのうちは、気合と共に、「方位!」「定礎!」とも言っていたが、最近は「結!」「滅!」「天穴!」位しか言わない。

場合によっては、何も言わない・・・。 特に口にする必要はないらしい。

基本の結界術応用編!?
結界は、囲い込むだけではなく、自分が乗ったりする台にすることも可能。

結界を張るタイミングを考えれば、結界で物を突き飛ばしたりすることも出来る。

結界に、柔軟性、弾力性を持たせることも可能。

結界は、2重3重と結界の中に結界を張ることも出来る。

時音は、細く長い結界をいくつも成形し、妖を串刺しにする。
◆ 結界術=空間術
結界は、ただのバリア的なものではなく、強力な結界師は、空間をすべる力をも持つ?  空間と空間をつなぐ?

結界自体が空間的なものであるからちょっと納得??


◆ 空間をすべる力
守美子いわく、守美子の術(結果術?)は、「本質的には、空間をすべる力」と言っており。 瞬間移動的なものを、「少し空間を曲げるだけで簡単につめられる」と言っている。

やはり、「空間」がキーワードかな? 
◆ 思い=力
結界は、思いが強ければ強いほど、結界も強くなる。

結界に限らず、異能者の扱う術は、思いが強いと効力、威力も強くなるらしい。確かに良守は、何かでキレると強くなる。正守も言ってたしね。
◆ 距離と力の関係
術者が離れれば離れるほど、結果の力は弱くなる。

通常の結界術は、距離があると弱くなるのは確かだが、いまのところ、通常の結界限定? 例えば、結界師が作ったと思われる烏森などは、距離とは関係ない?
その他の結界術
通常使う四角い結界術の他にも、結界術にはいろいろとある。 結界術と呼んで良いのか迷うものもあるけど・・・、とりあえずここに紹介。 さらに、不解明な術も少々あり。それも紹介。
◆ 切界
人の形成した結界を切る。結界から脱出、逃れる。
◆ 念糸
糸状の結界で、標的を拘束したりする力のある糸。
もともとは、拷問用の術。

欠点としては、手がふさがってしまう。
斑尾、白尾の首輪も念糸でつなげ、封印している。
◆ 修復術
壊れたものを修復する術。

自ら行う修復術「本修復」もあるが、本修復は浪費が激しいため、通常修復は式神にやらせる。
◆ 抜け師
ある術者の領域に、術者に気が付かれることなく潜り込む技術の持ち主を抜け師と言う。

他の術者の張った結界を抜けたり、道を利用し起動したり出来る?
術の構造、枠を読むことで、相手の力量、質、考え方の傾向などもわかる?

◆ 絶界
見た目も中身もどす黒い、術者を囲むように出来る丸いオーラのような結界で、 潰したり、はじき飛ばしたりするような結界ではなく、触れたものを消し去ってしまうような術。

◆ インチキ絶界
良守の名付けで、超最強滅殺結界。早い話が、絶界の出来損ない・・・。 良守いわく、絶界は良守に向かないらしい??
◆ 式神
術者の呪力が具現化して働く守護、使役霊。
式神使用例 良守の場合

授業をサボるための、自分のコピー
偵察用の鳥
ちょっとキザキャラのラテン系貴公子風
時音のコピー
など

◆ 影を広げる?
正守は、影を広げると言って、結界?(領域)のようなものを広げ、黒姫に妖などの位置を調べさせる。

他の結界師がその領域に触れると、ゾクッっとして、気持悪いものらしい。

◆ 異界に道を作る?(ネタバレ?)
黒芒楼への道を、時子は作った。
黒芒楼の帰り道、繁守はムカデの周囲に異界をさせる結界を作った。
時子の手伝いをしていた時音は、この感覚を元に、のちに抜け師的ことをやってのける。 空間をすべる力の証?
◆ 瞬間移動?
良守の母、守美子は、「少し空間を曲げるだけで簡単につめられる」と言って、瞬間移動のようなことをした。 これも空間をすべる力、結界術!?

プリ小説オーディオドラマ