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第5話

第4章「異例の光景」
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2018/12/30 07:34
少女
私、契約する
ルーク
ほんとに!?いいの!?
イオン
そう。良かったわねルーク
ルーク
よかった〜。これで消えずに済むよ( ´ ω ` )
イオン
それじゃ、あなたの願いを教えて
少女
私の願い。それは…
ルーク
うんうん!それは?
少女
友達が欲しい。2人が私の友達になって欲しい。
ルーク
!?
イオン
!?
少女
私は生まれたからずっとひとりぼっちだった。みんな私から離れてしまう。だから友達が欲しいの。2人なら私の事怖がらないし、それに何だか楽しそう
ルーク
……。
少女
どうしたの?
それはできない…とか?
イオン
いいえ、できるわ。だけど私たちが友達になるのだとすれば……
ルーク
人間になる…ってことだよね。
イオン
ええ、悪魔のままでは無理よ。
少女
なんで?友達になるだけだったら
ルーク
言ったじゃないか。契約成立したら君は僕達のことを忘れるんだ。それにその後、僕達が君にあったとしても、契約以外の目的で関わることは許されない。
少女
そっか…。
イオン
まぁ、私は人間になってあげてもいいけどね。ちょっと人間に興味あるし
少女
本当!?
ルーク
ま、まぁ僕もイオンがいいって言うなら人間になって友達になってあげてもいいけどさ。
少女
やった!これで私もうひとりぼっちじゃないんだ…
イオン
あ、でも寿命はしっかり吸収させてもらうわよ。
ルーク
(この契約に必要な寿命は最低でも20年かな…)
少女
分かった。じゃあ契約して
イオン
それじゃ、始めるわよ
イオンとルークは少女の手を握る。

目をつぶって、精神を統一させる。

いきなり当たりが明るくなり、大きな風が巻き起こりだした。
少女
なに!?きゃあ!
ゴゴゴゴゴゴォ


少女は気を失った。

少女から白く光るオーブのようなものが出ていき、2人の悪魔の体へと入っていく。

数時間後…
少女
うぅ…。
ルーク
あ!起きた!
大丈夫?僕達のことは、覚えてないよね?
イオン
契約して寿命を吸収し、私たちが人間の姿になったのだから、私たちのことを忘れていれば成立だけど…
少女
…。
ルーク
じー( ⚭-⚭)
少女
あぁ!本当に人間になってる!叶ったんだ!すごい!
イオン
!!
ルーク
!!
少女
え、どうしたの?私の顔になにかついてる?
ルーク
ついてない!ついてないけど、なんで覚えてるの!?
少女
え…あ!確かに…なんでだろう。
イオン
契約が…成立してない…。失敗した…?
ルーク
そんなはずないよ!だって僕達紛れもない人間だよ!
寿命だって吸収したはず!
イオン
でもこの子が私たちのことを覚えるいるのだから、それ以外ありえない!
少女
うーん…。私たち、友達になっていないのかな?
ルーク
そういうことか!ん?友達ってなんだ?友達になるにはどうしたらいい!?
少女
まず自己紹介とか、それから一緒に遊ぶとか…かな?
イオン
それにしても困ったわ。失敗ということはかなりまずい状況よ。ルーク、忘れてないわよね。
少女
え?失敗したらなにか良くないことでも?
ルーク
…。
友達では居られない…かも…。
少女
え…?
      =f=i=n=i=s=h=============

1章分終わったー。
いや、何だか作者はだんだんとわからなくなってきました。
展開がごちゃごちゃ。
友達ではいられないとはどう意味なのか…。
わかりずらくなってきてますが、伝わっていただけると幸いです…。

次回もよろしくお願いします!

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