第14話

拳が八つ
1,383
2020/01/06 12:55
たかしどんな顔するのかな~~~~
ふふふ、きっと驚くのかな
いや、嬉しすぎて泣けばいいかな
『ねえイトー!たかしの家教えて~~!!』
伊「、、、ワリィ俺わかんねえわ」
『ええええ!!!まじかァ、、、電話しとこ、、、』
そう思い携帯を開く
電話帳を開いて気づいた
『電話番号知らねえ、、、!!!!』
伊「はは笑あ、そういや俺聞いたような」
『おっ』
伊藤は携帯に何かを打ち込み耳にあてた
伊「あっ三橋か?おっ良かった。
ンじゃあなたと代わるな」
『ありがとイトー!もしもしたかし?』
《三「もしもし、なんだよあなたどうしたんだよ」》
『えっとね!今からたかしに渡したい物があるから!!さっきの公園で待ってるから来て~』
《三「この三橋様に命令するとは、、、まァ行ってやらんくもない」》
『素直じゃないやつめ(^^)嬉しいくせによ~~』
伊「嬉しいんだろ三橋ー!!!」
《三「ウニ頭が俺の事バカにしやがって!後でボコボコにしてやっから待ってろよ!!!」》
『イトー、たかしがボコボコにしてやるってさ』
伊「アァん?上等だ!!」
『えーケンカすんの?めんどくさいからやめてよね』
《三「あなたもう着くから切るぜ」》
『お、いいよ』
プツッ
電話が切れた途端後ろから雄叫びが聞こえてきた
三「ウニ頭ああああああ」
伊「なんだと金髪クソヤロオオオオオ」
『はいはいはい、やめてやめてめんどくさいめんどくさい』
三「おー」
伊「あなたちゃん渡さなくていいのか」
『ん、渡す。あとちゃん付けしなくていいよ』
伊「ホント?じゃああなたって呼ぶな」
『じゃあうちはイトー』
三「てか俺のサイフどこだ」
『あ、そうそうこれ』
たかしの財布をわたす
『少なすぎて可哀想だったから使わなかったよ』
三「なんだと、、、おれは億万長者だ!!!」
『ふふ、そうだね(^^)あ、手だして』
三「手?」
大きくてゴツゴツした手が前に出る
さっき油性ペンで書いた小銭を右手に握り、たかしの手に置く
たかしの顔をみると真っ赤だった
『はい、これ、お守り(顔あっか)』
三「エッだっ」
伊「(顔真っ赤すぎだろ)」
たかしは手の中の小銭を見て更に顔を赤くした
三「(やることがいちいち可愛いんだよクソ!)」
『照れてるね?その顔照れてるね?』
三「バッ俺様が照れるなんてねーんだよ!」
伊「オメー顔真っ赤だぜ」
三「はァァ??ウニ頭に言われたかねー!」
『あはははは笑今ね、思ったんだけど、』
三「なんだヨ」
伊「なんかいいこと?」
『うん!いいことかな?これからも3人で仲良く出来たらいいなあって思って』
と言ってみる
うわ~これちょっと恥ずかしいな
2人をみるとポカンと口を開けていた
『え、』
三「おめーさ、そんなのあったりめぇだろうがよ」
伊「そうだぞ、俺と三橋とあなたは相棒なんだからな!」
『!ダヨネ~~~~』
うんうんうん
ウチふたりのこういう所が大好き
ツッパリやってても良い奴なんだよなあ
伊「さ、もうそろそろ遅いし帰ろうか」
そう言われ公園の時計を見ると午後23:30を超えていた
『ひゃ~~~長話しちゃったね』
三「オラ行くぞ」
三橋が公園を出ていく
『たかしん家そっちじゃなくない?』
三「バカヤロー¥$€%%☆好きな女に(小声)こんな夜道歩かせられっかよ」
『え?!何何バカヤローの後聞こえなかった』
伊「(ベタ惚れ)」
三「ぜってーお前に教えてやんねーノ!!
ほら早く行こうぜ」
『うんっ!!』(パァァ
三「(ぜってー誰にも渡したくねぇ)」
公園を出て3分
気づけばサテンに来ていた
『アレ、?帰るんじゃなかったっけ、、、』(グゥギュルルル
三「おっと、、、足が勝手にコッチに、、、」(グルルルルルルゥ
伊「お前ら何してんだよ」(ギュルルルル
3人『「(頷く)」』

カランコロン
店「いらっしゃいませー」
『3名で』
⚠︎普通に24時間営業にしてしまいましょうハイ
店「コチラにどうぞー」
『ありがとうございます』
店「メニューコチラに置いておきます。お決まりでしたらそちらのベルでお呼びくださいませ」
軽く会釈をして、メニューを開く

□□□□□□□
あなた 三橋
『お前ら2人で座ると狭いのか』
伊「ああコイツがデブだからよ」
三「アア?オメーの肩幅がゴリラなんだろ」
伊「お前の肩幅の方がぜってーでけえし」
『ハイハイくだらなさ過ぎてお腹なるからヤメテ』
三 伊「はい」
メニューを見て1番に先に目に入ったのがオムライス
あ~でもなぁ、この前食べたしなぁ
もういいや、オムライスにしとこ
三「迷うな」
伊「俺なんか麺類食いたい」
『ナポリとかスパゲティとかは?』
伊「ナポリタンにするわ」
三「ん~~~~俺は肉が食いたい!!」
『エッここ肉あるの?』
三「ある!!ステーキ食べるぜ!!」
伊「ンじゃ押すぞ」
ピーンポーン
店「は~いご注文お伺いします」
『えっとふわとろオムライス1つ』
店「ふわとろオムライス1つと」
三「チキンステーキ150gデミグラスソースで」
店「チキンステーキ150gデミグラスソースですね」
伊「ナポリタン1つで」
店「ナポリタン1つ、かしこまりました。ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」
『はい』
店「ドリンクバーが本日無料で付けることが出来ますがお付けしますか?」
三「付けマース」
店「かしこまりました。ではグラスをお持ちしますので少々お待ちください」
定員はぺこりと頭を下げ厨房の方へ消えていった
『へードリンクバー無料なんてラッキーな時に来たね』
伊「何飲もうかな」
『飲み逃したメロンソーダ飲も』
伊「申し訳ない」
三「俺コーラ」
店「こちらにグラス置いておきますのであちらのドリンクバーでお飲み物をお選びください」
『ありがとうございます』
三「早く行こうぜ」

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