気づくと私は先輩のラッシュガードの裾を掴んでいた。
困ったようにこっちを向く。
ぎゅっと抱き締めながら耳元で言われる。
手を繋ぎながら別荘まで向かう。
写真を撮られてたなんて今の私はしらない。
《カシャッ📸》
【別荘にて】
そう言いながら先輩のものと思われるパーカーとハーフパンツを渡される。
シャンプーとリンスは備え付けてあるものを借りる。
私を壁に追い詰めるとキスを降らせてくる。
息できない…っ、口を少し開けると入ってくる先輩の舌。
限界っ、先輩の胸を叩くと離れる唇。
ふと窓を見ると全開になっている。だからか…寒いと思った…。
窓に近づき、窓とカーテンを閉めようとすると。
ぼんやりと人影のようなものが見える。
見間違いかな…?
特にそれ以上は考えず窓とカーテンを閉めた。
肩にタオルをかけてハーフパンツをはいた上半身は何も着ていない先輩が隣に座ってくる。
お風呂あがりの誠也先輩は髪も濡れていてとても色っぽくて…。
いや、するでしょ!だって…腹筋割れてるし…無理だよ…!
ドライヤーを持ってきて、私をソファーに座る先輩の下のラグに座らせる。
すると私の髪を乾かし始める先輩。
【数分後】
なんだか犬みたい…(笑)
丁寧に乾かしていく。
乾かし終わるとヘラっと笑って抱き締めてくる。
そう言いながらさりげなく太ももを撫でてくる。
切ります!
まだ1話くらい続くと思います!((
♡✕20
(とかやってみる)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。