1人で帰るときは気を付けてねって言われたけどさ…どう気を付けろと??←
璃里たちと別れて帰り道。
大吾くんとLINEをしながら帰る。
そもそも大吾くんも心配性すぎるんだよね(笑)
声をかけられて顔をあげる。
そう言ってスマホの地図を見せてくる。
少し先の住宅街…かな?
ここの住宅街って静かだよね~、
次の瞬間バチッという光に包まれ意識を手放した。
《ピコンッ》
『LINE新着4件』
【数時間後】
目を覚ますとそこは壁が真っ白な無機質な部屋。
ベッドがあるくらいで特になにもない。
手を動かそうとしたけどベッドのへりに手錠で繋がっていていて動かそうにも動かせない。足も足かせがはまっている。
この前監禁されたばっかだけど!?
前は璃里たちいたけど今はいないの心細いなぁ…
そう言いながら私の髪の毛をすいてくる。
きっしょいんだけど、ホントに。
ダルいって、ホントに。
そう言うと私の腕を掴みベッドに押し倒してくる。
生徒会のみんなとは違う、舐め回すような目線を向けてくる。
雑に私の制服のブラウスのボタンを剥ぎ取るように開けるとガブッと噛みついてくる。
そう言うとまた噛みついてくる。
痛いよ…
《ピコンッ》
そう言うと1人が私の上に馬乗りになるといやがる私に唇を重ねてくる。
どうしよ…大吾くんに嫌われちゃったかな…
切ります!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。