[午後の授業シーン飛ばします!]
放課後
なんだろ…そもそもこの人誰だっけ…?
その人についていくと体育館裏まで連れてこられる。
あ、そーゆーことですか。((今まで気づかなかったんかいby長尾
こいつの告白受ける人いるんだ~←失礼
勘違いしすぎだって。
てか、そもそもこいつ誰だよ。←
名前くらい名乗ってよね~!?
やば、怒らせちゃった…
そいつが手を挙げる。
叩かれる!
と思ってぎゅっと目をつむる。
……なかなか思ってた痛みがこない…
そっと目を開けると
そいつの腕をつかむ謙杜の姿が。
謙杜からは殺気のようなものが感じられる。
山内くんとかいう人は走り去っていった。
ぎゅっと抱き寄せられる。
謙杜side
あなたが男子生徒に呼び出された。
なんとなくだけど嫌な予感がして慌ててついていくことに。でも廊下には見当たらない。
うろうろしていると体育館裏からあなたの匂いがただよってきて、人の声もする。
あなたや!
建物の影から見ていると山内くんが手を挙げる。
慌てて飛び出して山内くんの腕を掴む。
あなたは怯えたようにぎゅっと目をつむっている。
ほっとしたように声を出す。
うるうると涙がたまった目で僕を見てきた。
男子生徒を追い出した後、あなたは大丈夫だと言ったけどどう見ても無理をしている。
抱き寄せると僕にしがみついて泣いてしまった。
その時僕は始めて『恋』をした。
今まで付き合ったことはあるし、女遊びもしてたほうやけど、付き合ったのは相手から告白されたからであって別に好きではなかった。そんなだからもちろん長続きしなかったけど、僕と付き合いたい人はいっぱいいたから途切れることはなかった。
そもそも女なんて血をもらう対象としてしか見てなかった気がする。
でもあなたのことは本気で好きだと思えたし、今まで感じたことのない、例えがたい感情が芽生えた。
泣きつかれて眠るあなたのおでこにキスをしてそのままお姫様だっこで生徒会室にゆっくり歩いていった。
キスをしたところをみっちーに見られていたとは知らずに…
一度1500字くらいで切ります!
あと、長尾は前まであなたちゃん呼びだったと思うんですけど、仲良くなってあなた呼びになったことにしてください!
毎回1000字~2000字くらいで出していきたいと思います!
次はみっちーsideかな?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。