第4話

モヤモヤ
1,249
2018/12/24 10:31


〈隼side〉


カランカラン

ってお馴染みの音を立てながらドアが開く
隼
やっほ、マスター
マスター
おぉ、隼くん
隼
今日も来たー、笑
マスター
ほんと、最近よく来るね笑
仕事無くなった?
隼
やめてよ!笑
有り難い事に忙しくさせてもらってまーす

そうかそうか笑
って笑うマスター


店内を見てみると


あれ、、、、??
あなたちゃんが居ない、、
隼
あれ…………
マスター
…ん、?どうした?
隼
あなたちゃんは?
マスター
……えぇ!名前知ってるの?
隼
うん!
まぁ、昨日聞いた、笑
アクセサリー拾ってくれてさ
マスター
あぁ、そういえばそうだったなー笑
隼
って、そのことじゃなくてさ。
あなたちゃんは?
マスター
俺は何も知らないよ、笑
お客さんのプライベートまでわかってたら、逆に怖いだろ笑
隼
…まぁ、確かに、笑


あなたちゃんが居ない日は今日が初めてで
隼
居ないのか~…


そう呟くと
亜嵐くんから電話が掛かってくる
隼
…もしもーし
亜嵐
亜嵐
あ、隼
今どこにいる?
隼
あのコーヒー屋です笑
亜嵐
亜嵐
またそこ??笑笑

まぁ、いいわ。今から行く
隼
え?なんでっすか?
亜嵐
亜嵐
コーヒー飲みたいから、!笑

じゃあ待ってて

その言葉の後すぐに切れる電話


隼
マイペースだなー、、笑笑
マスター
お客さんかい?
隼
そーそー、
ほらあの男前だよ、
マスター
…あぁ!あの人か!

初めて亜嵐くんをここに連れて来た時

亜嵐くんを見たマスターが付けたあだ名。
”男前”、笑



まぁ間違ってはないけど、、笑

マスターと話して15分


カランカランって音が聞こえて
ドアのところに目をやると
隼
え、、、、、なんで、
亜嵐
亜嵐
ごめん遅くなって!
途中であなたに会ったからさ、笑

…………どういう…こと、?



亜嵐くんの隣にあなたちゃんが居て

貴方
貴方
隼くん!
隼
…あなた…ちゃん


二人は、どういう関係?

”まさか”って心の中に色んな予想が浮かんでくる
亜嵐
亜嵐
あれ、、?笑
おーいおーい、?

隼ー!
隼
ぅぁ……っはい?
亜嵐
亜嵐
どうしたんだよ、笑
マスター
お二人はどんな関係なの?


俺が一番気になってたことをマスターが聞いてくれて
亜嵐
亜嵐
どんな関係、、か、笑

んー、高校の時の後輩、?笑

………え?え?え?
隼
え、じゃあ、、
俺とも同じ高校だったって、、??


学校で一回も見たことない、、
貴方
貴方
そうなるけど、
隼くんは見たことないと思う!

私、普通科だったから笑
隼
普通科か、、、なるほど

いや、でも
なんで亜嵐くんが知ってるんすか、?
亜嵐
亜嵐
まーねー、、笑
貴方
貴方
あはは、、笑

俺の質問に顔をこわばらせる二人
亜嵐
亜嵐
ま!それはいいとして、
俺コーヒー飲みたかったの!!
貴方
貴方
あ、マスター、
私はいつもので、笑

コーヒーコーヒー!
って言いながら俺の横に座った亜嵐くんと


いつもの。
って言って窓際に行ったあなたちゃん


なんだこのモヤモヤ、、、


何でか分かんないけど
この二人は何かある。



根掘り葉掘り聞くことなんかしないけど
俺のこのモヤモヤは、

二人からちゃんと話を聞かないと収まらない気がした

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