第29話

すごくすごく
815
2019/10/04 13:16

〈あなたside〉
貴方
貴方
苦しいよ隼くん、笑

涙が出そうになるのを隠すように
隼くんにそう言う
隼
あ、ごめん笑
男
あの、なんか、すいませんほんと
隼
も〜、ほんと焦ったんですからあ!!!笑
手出してたらあの場で殴ってましたよ〜笑


そんなことを微笑みながら言ってる隼くんに
男の人の顔が一瞬で引きつって
貴方
貴方
は、隼くん
とにかく大丈夫だったからさ、!笑
もう帰ろ?ね?笑
隼
うん!帰ろっか!
って、、、俺GENE高の撮影抜け出してきたんだった!!
貴方
貴方
、、、、、はい!?!?
隼
だって〜!!!
あなたちゃんが危ない目にあってr、、
貴方
貴方
うん、ほんと、ごめん、笑

これ以上言わせたら
またあの男の人の顔が引きつる気しかしない、、、、笑笑
貴方
貴方
私はもう大丈夫だからさ!
隼くん、戻って!笑
隼
えぇ〜戻りたくない〜!!

あ、あなたちゃん付いてきてよ!
貴方
貴方
何言ってんの!?笑
お仕事なんだから!笑

隼くんが
良いじゃん良いじゃん〜
ってブツブツ言ってたら
ナオ
隼!

公園の入口の方からそんな声が聞こえてきて

その場にいる三人がその方向を向く
ナオ
彼女が危ない目に遭ったのに
よく笑ってられるね?


おそらくナオさんは私が何かされたと思ってるらしく
ナオ
もうこれで二人の関係も終わるでしょ、笑


驚くほど勘違いしているナオさん
男
ふはっ笑

お前さっきから何言ってんの?笑
ナオ
、は?

お前がこいつに手出したんでしょ?
男
出してねえよ

俺あんたみたいにひねくれてないんだわ笑
ナオ
何言って、、、
隼
ナオちゃん、俺言ったよね
あなたちゃんは俺が守る。って
ナオ
……………っ
隼
ナオちゃんが誰に何を言おうと、
何かを頼もうと、俺はあなたちゃんを見捨てることなんてしない。


まあ、さっきはめちゃくちゃ焦ったけど、

って呟く隼くん
隼
だからナオちゃん。
もうこんなくだらないことするの辞めてよ。


そう言うと、ナオさんは目に涙溜めて
公園を出て行った。
隼
うーん。解決かは分かんないけど
とりあえずオーケーってこと?笑
男
相当なダメージ食らってるっぽかったんで
多分大丈夫っす笑
貴方
貴方
よし。もう大丈夫だね。
てことで隼くんお仕事戻って!笑
隼
よし。付いてきて!
貴方
貴方
なんでそうなるの!?笑
駄目だってば!笑
男
あの人、何するか分かんないんで。
とりあえず一人で帰るより
付いていった方が良いかと、、笑
貴方
貴方
えぇぇ…笑

この人が隼くん側に付いちゃったら
私の味方居なくなるじゃんか。笑
隼
ほらほら、早く行こっ!
貴方
貴方
大丈夫なの、?笑
隼
大丈夫だから言ってんの。笑


はい行くよ〜。
って私の手を握って進み出す隼くん
貴方
貴方
はーい。笑 

あ、ありがとうございました、!
男
いえいえ!お気を付けて!笑

それとお幸せに〜!笑
隼
ありがとうございま〜す!!

呑気に返事してまた歩き出す隼くん
貴方
貴方
ありがとね。来てくれて。
隼
いーえ。
貴方
貴方
なんで来てくれたの?

期待して聞いてしまう私ってめんどくさい笑
隼
好きだからに決まってんじゃん。

そう言って私の方を向いてニコッって微笑んだ隼くんは
私の知ってる隼くんじゃないみたいに、



すごくすごくかっこよかった。

プリ小説オーディオドラマ