〈あなたside〉
隼くんに彼女が居る。って分かってから
もう一週間
亜嵐がご飯に誘ってくれたけど
結局返事が出来てないままで
この前色々と助けてもらったから…‼
そう思いながら亜嵐に電話をかける
コールが4回鳴ったあと
電話が切れて
少し深呼吸
ご飯か~
隼くんと行ったことないな。
というよりコーヒー屋でほぼ会ってたからな…笑
………あぁもうだめだ…
あれからずっと頭の中に隼くんが浮かんでくる
隼くんには彼女さんが居る。
って思っても
まだ心の片隅に
もしかしたら…
なんて思ってる自分も居ることが情けなくて。
涙腺緩くなったかな……
最近気付けば……というか今だって
涙が出てて
あの笑顔。
あなたちゃん!って呼んでくれる声。
お茶目そうなのに急にかっこよくなる所。
引っ張られる時に感じるしっかりした腕。
他にももっと見つけた隼くんの好きな所
でも、全部あの子のもので。
私はもうそれを見ることが出来ないんだ
ため息ついたその時
電話がかかってくる
画面を見たら"サラさん"って表示されてて
どうせ暇だし…
電話を切って
準備をしてすぐに家を出る
カフェについてエプロンに着替える
そう言いながらカウンターに入ると
サラさんが抜けて少し広く感じるカウンター
カップを綺麗にしてたら
カウンターに誰か座る
前を見たら
座ってたのは
隼くんのペアの子
どうも。
って挨拶するナオさんはすごく綺麗で
やっぱり隼くんにお似合いだな~…
なんて思ってたら
どんな関係、、、、??
そんなことを聞かれても何て答えたらいいか分からないけど
片思い、、?
いやまずそもそも恋愛対象にすら入ってないよね…
だったら、
って私を見るナオさん
ナオさんからも見せつけられた現実、
そんなの分かってたのに…
失礼します。
って出て行くナオさん
完全に終わった。私の恋。
関わるな。か……
もう、ため息もついてばっか。
気分が落ちたまま
仕事をしていたらサラさんが帰ってきて
……サラさんすごい…
失礼します
って言いながら更衣室に入る
着替えてお店を出て
家に帰ったら
さっきの疲れがドッっと来て
ソファーに飛び込む
さっき、私の恋が終わって
私が今どんな感情なのか。
なんてもう分からなくなった
そんな時亜嵐から電話が掛かってくる
ゆっくり座って
なんで私の周りにはこんなにも
鋭い人が多いんだろ……
今、自分でも笑えてるか分かんなくて
亜嵐が言ってくれた
信じてあげて。って言葉も
もう必要ない
まじかよ…
って声が電話の向こうから聞こえてくる
そう言って電話は切れて
またため息をつきながらソファーに飛び込んだ
〈亜嵐side〉
今、あなたと電話して
"迷惑。って言われちゃった、笑"
って無理して笑うあなたの声を聞いてたら
手が勝手に動いて
隼に電話をかける
だよなー……
この前、あんなことあったのに…
って声。
そう言って半強制的に電話を切る
お人好し。というより
単純に今起きてるこの状況が
早く治ってほしいだけ。
でも、
俺が貰う。
とか言った割には大分弱気じゃん…?
あぁもう俺情けなさすぎ
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皆様お久しぶりです!
ど根性みかん🍊です!
夜遅くに上げてしまい申し訳ないです💦
もう、
更新頻度がえげつないほどに落ちてます、、💦
すみません😭💦
毎回毎回、がんばります!
って言ってるくせに
こいつ頑張んないじゃん。
と思われてる方もいらっしゃると思います、、
ですが!
日頃の生活の中でも
次の話はこんな構成にしよう。
とか
もう次の新しい小説のことまで考えているのに
全く行動に移せない私なんです…
すみません……
皆さんの期待に添えるような小説を書く。
という目標で、これからも書いていくので
皆さん、こんな私ですが
どうか応援宜しくお願いします🙇🏻♀️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。