第28話

安心
881
2019/08/22 13:57


〈あなたside〉

今日も朝起きてから

携帯を開く


___LINE___

隼_もうナオちゃんに話はつけてきたから大丈夫だよ

隼_周りでおかしなことがあったらすぐに言うんだよ!!

隼_俺が守るからね、あなたちゃん



朝からこんなの見ると
心臓に悪いよ、、、笑
貴方
貴方
私は大丈夫だと思うけど、
隼くんは大丈夫なのかな〜、、、

なんて独り言を話して


ありがとね、ってLINEを返す






〈隼side〉



ピコン♪と携帯から音が鳴って


見るとあなたちゃんから
ありがとねって返信
隼
頑張ろっと
亜嵐
亜嵐
隼ってまじで分かりやすいよな〜、笑
隼
、え?!
龍友
龍友
不機嫌な時と上機嫌な時との差えげつないよな笑
亜嵐
亜嵐
いやまじで、、笑笑
隼
そんなことないっすよ!

てことでGENE高頑張りましょ〜!!



俺が守るって言ったからこそ
まず俺からしっかりしないと!!!

って思ったら俄然やる気が出てきた!
裕太
裕太
今日は名MCやで、笑


マネージャーさんが
今からGENE高撮影行くよ〜
って声掛けられたから


皆でバスに乗って

今日は東京スカイツリー前から始まるらしい


無事にバスも着いて

皆がスカイツリー入り口前に並ぶ



マネージャー
「じゃあ撮影はじめまーす!」
亜嵐
亜嵐
よろしくお願いしま〜す!


カメラさんの指示に従って
隼
GENERATIONS〜〜!
GENERATIONS
GENERATIONS
高校TV〜〜!!!
隼
はい!今回のGENE高はですね

皆さん後ろを見て頂いたら分かると思うんですけど、東京スカイツリーに!やってまいりました!
龍友
龍友
でけぇぇぇぇええ!!!
裕太
裕太
きぃぇぇぎぃええ!!!
隼
ちょっとそこの二人はうるさいんで
入場不可とさせていただきます。

ということで!
皆さん、今回はGENERATIONSでスカイツリーの中に入ってみようと思います!
龍友
龍友
おい!笑笑
裕太
裕太
入らせろやぁぁあ
隼
分かりました、分かりましたから
静かにしてください笑
涼太
涼太
隼がもうどうでもよくなっちゃってるから笑
隼
ほんとですよ、、笑

ていうか皆さんどうですか?
スカイツリー入ったことあります?
亜嵐
亜嵐
俺無いんだよね〜
玲於
玲於
俺も高いところ無理だからない
隼
玲於今回やばいんじゃない?笑笑
玲於
玲於
いや俺普通に嫌だもんね笑

大人って怖えよ笑
GENERATIONS
GENERATIONS
爆笑



今日もいつも通り進めていって


東京スカイツリーの中で休憩になる
隼
いや〜、ほんとスカイツリーとか初めて過ぎて新鮮っすよね
亜嵐
亜嵐
いやまじでそう笑
東京にこんだけ居るのにまだあの景色見てなかったとか損でしかない笑
メンディー
メンディー
まじで来れて良かったよね今回
涼太
涼太
いやほんと感謝ですよね〜


休憩になっても変わらずメンバーと話してたら
???
あの、GENERATIONSですよね、、?
亜嵐
亜嵐
え、あ、そうですけど


周りのスタッフが
写真撮影しないでください
とか
撮影中なので会話はご遠慮ください
みたいなボードをさげてるのに、、、



なんでここに来れたんだ?
ってメンバー皆が疑問に思ってたら
???
握手お願いしてもいいですか?
隼
今撮影中なんで、すいません、、
???
握手はすぐに終わるんで!


そう言ってその人が
顔を上げた瞬間
隼
………っ……

ナオ…ちゃん……?
ナオ
よく分かったね、隼。


そう言ってニヤッと笑うナオちゃん





その笑顔に背筋が凍りそうだった。
亜嵐
亜嵐
なんの用事すか。

亜嵐くんが立って
俺らの前に立つ
ナオ
白濱さんに用事はないんですよ
ナオ
隼に用事
隼
……なんすか


俺も立つと身長差で俺が上から見下す姿勢になる

そうなってもナオちゃんは一切ひるまずに
ポケットから携帯を取り出して画像を見せてきた
隼
………は…?
ナオ
この子のこと、守るって言ったのは誰?笑

駄目だよ〜、一人で外歩かせたりなんかしちゃ笑

フッて笑うナオちゃんの手にある携帯には

あなたちゃんが男の人に手を掴まれて怯えてる写真だった
隼
………

その写真を見た瞬間
冷や汗が止まらなくて言葉も発せなくなった
玲於
玲於
てめえ何したんだよ

俺が何も言えないのを察したのか
玲於が横から言ってくれる
ナオ
何したかとか分かんないし笑
玲於
玲於
は?
ナオ
好きにしていいよ
ってだけ伝えたもん笑





好きにしていいよ……………??



どうしよう、俺のせいであなたちゃんが‥
ナオ
え、隼その顔なに?笑
自分で守るとか言っときながら全然出来てないよね?笑

笑える〜笑笑
龍友
龍友
姉ちゃん、ふざけるのもいい加減にしいや
ナオ
ふざけてないですよ、笑
裕太
裕太
隼が好きなんか知らんけど
こういう手を使うことしか出来ひんのは
だいぶ可哀想やなあ笑
ナオ
は?
裕太
裕太
隼、はよ行け。

この写真やと◯△公園の近くやろ。
隼
行ってきます、
ナオ
は?ちょ、!!!


震える手を必死に抑えて◯△公園に向かう

スカイツリーから結構近いところだったと思う、、、
隼
あなたちゃん、、、、っ






〈あなたside〉

結構暇だったから
少し遠出して、スカイツリー周辺を散歩することにした


やっぱここの景色好きだな〜
なんて思ってたら
男
ねえ、君一人?
貴方
貴方
え?
男
遊ばない?
どうせ一人っしょ?
貴方
貴方
いや、無理です、、、


こんな風に声を掛けられたのが初めてだったから、すごく怖くて
男
行こ行こ!

そう言って腕を掴んでくる男の人
貴方
貴方
いや、ほんとやめてください、、


そう言って私が逃げようとしたら
男
ナオさん
貴方
貴方
、、はい?
男
ナオさん知ってますよね?
貴方
貴方
え、あ、はい、、、
男
今、ナオさんに頼まれてて
こういう写真を撮って隼さん??を脅すらしいんです
貴方
貴方
えっ?!
男
あ、大丈夫ですよ?!
ナオさんは隼さんに君が大丈夫じゃない
みたいに脅すらしいけど
まじで俺何もしないんで。ほんと。


……………………???
なんだこの人、、、?
男
とりあえずナオさんは写真撮りたいだけらしいので。

あ、てかとりあえず説明するから公園の中入っても大丈夫っすか?
貴方
貴方
あ、大丈夫です、、


いまいち、いや全く
状況把握が出来てないまま公園に入って
貴方
貴方
それで、、あの、、
どういう状況ですか?
男
自分、前にナオさんに協力してもらったことがあって、、、
貴方
貴方
なる、ほど、?
男
それで、この前急にナオさんから電話が掛かってきて
前に協力した貸しを返してほしいだとか言われて笑
男
俺自身、あんまりナオさんのこと好きじゃないんで、笑
借りは作りたくないなって思って協力することにしたんすけど、、笑

まさかこういう系の協力だったとは、って感じなんすよね、今、笑
貴方
貴方
確かに、、笑
男
でもほんと、怖がらせてすみません、、
貴方
貴方
いやいや、話してくれて良かったです笑
男
俺、ナオさんと中学の時から一緒だったんすけど、結構やばいって噂あったんで、、、

協力しない手もあったんすけど
協力しなかったらもっと酷いことしそうだなって、、
でもどちらにしろ怖かったっすよね
ほんとすいません!
貴方
貴方
いえいえ、ほんと謝らないでください!
私は大丈夫です!


良かったのかは分からないけど、
ほんとに悪い人じゃなくて安心した、、、

ってホッとしてたら
隼
あなた!!!
貴方
貴方
え、隼くん?!?!

息を切らしながら隼くんが走ってきて
隼
おいあなたに何したんだよ

そう言いながら
胸ぐらをつかむ勢いで走ってきた隼くん
貴方
貴方
ちょちょちょちょ!!!
私は大丈夫だよ隼くん!!
隼
え??だってこいつ!
貴方
貴方
違うの!!ほんと大丈夫だから
一回落ち着いて!
隼
なに、今どういう状況、???
男
いやあの、えっと、すいません!!!
隼
ん???え???



困惑してる隼くんに
また説明して
貴方
貴方
っていうことなんだけど、、
隼
なる、ほど、、、、??
貴方
貴方
まだ理解出来てないでしょ隼くん←
隼
え、じゃあとにかくあなたちゃんは無事?
貴方
貴方
無事、
何もされてないよ
隼
はぁぁあ、まじで焦ったぁぁあ


良かったぁぁあああ!

って私にハグしてくる隼くん
貴方
貴方
ありがとう隼くん笑
隼
俺、早々に守れてない。って思って
あなたちゃんが何かされてたらどうしよう、
って焦って仕方なくて、
ほんと良かった、、、

そう言ってくれる隼くんから
心臓の音がすごく聞こえてきて

思われてるんだな。ってことに
涙が出そうだった

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