第13話

第玖話:最終選別③
1,510
2020/09/19 10:00
前回はなーくんとジェルくんが出たので
今回は他の四人のお話ですね!
前回より短いかもしれませんが
見てってください!!
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
さとみside
うわぁぁぁ.....
山の入り口から一転.....薄気味悪いな
あの美しく儚い藤の花は咲いてないし
つまんねぇーな........
❓️
ダッダッダッダッ
お?
遠くからこっちに向けて....三体来てるな
それにこの音からするに、鬼だな
あとじゅうきゅうはちななろくよんさんいち.....
さとみ
ゼロ........
バッ!!(前に現れる)
バッ!!(前に現れる)
バッ!!(前に現れる)
さとみ
桜の呼吸 参の型 乱れ桜
ギャァァァァァ(三体)
(塵になって消える)
さとみ
ハァーお前らさ
さとみ
前から全員でくるなんて
さとみ
斬りやすいんだからもっと考えようよ
さとみ
って、もう死んでるかww
所詮ここにいる鬼は弱いな。弱すぎる。
これくらいで通過出来ないって、


仮にこれを通過しても


鬼殺隊になったらすぐ死ぬな。
さとみ
トコトコ
と、俺が考えて歩いていたら


向こうの方から音がした
新たな鬼がどっかに向かって来てるな
ギャァァァァァ
ん?
あれ?この音........鬼じゃない?
ギャァァァアアア
んん??
なんか聞いたことがある声だな......
それに、この声の後ろにもう一体の音が聞こえるな
❓️
待てやぁぁぁぁ!!
うん、これは完全に鬼だな.......
あれ?ちょっと待て......
なんか俺のところに来てね?
ギャァァァァァ
そして、音のする方を目を凝らして見ると......
ころん
だずげでぇぇぇぇぇ!!
さとみ
!?
最終選別が始まる前にブツブツと弱音を吐いていた
水色の髪をしたやつが
俺の方めがけて走ってきたのだ(鬼を連れて)
さとみ
は?ちょっ!お前来んなよ!
ころん
だずげでぇぇぇ!!
ころん
ダダダダッ!!
さとみ
ちょ!まじで来んな!ダダダダッ!!
待てやぁぁぁぁクソガキ!!
さとみ
こっちに連れてくるんじゃねぇよ
ころん
いやぁぁぁぁ!!
さとみ
叫んでんじゃねぇーぞ!
さとみ
もっと気付かれるだろうが!
今の俺の状況は
俺の後ろに、水色のうっさい奴が走ってて
その後ろに、鬼が俺たちを追いかけてる状態
まじで俺、二次被害なんだが.....
さとみ
ッ!
さとみ
(音が....もう四体来る!)
ころん
うわぁぁぁ!後ろから二体来たぁぁ
ころん
それに前からも二体来たぁぁぁ!!
さとみ
!?
ころん
挟み撃ちだぁぁぁ(´;д;`)
こいつ........
なんで鬼が四体来るって分かったんだ?
それに方角もあってるし.......
まぁ、いい。今は目の前の鬼を倒す!
さとみ
おい!水髪!!
ころん
え!?僕っ!?
さとみ
お前、前から来る鬼を倒せ!
ころん
え!?無理だよぉぉ!!
さとみ
いいからやれ!
なに話してるんか知らねぇが
お前らは、挟み撃ちで死ぬんだよ!
じゃあな!人間のガキっ!!
ころん
ヒゥゥゥ
さとみ
シィー
うるっせぇ!
俺はまだ死なないんだよ!
さとみ
桜の呼吸 陸の型 陽光桜
ガァァァァァ!!(後ろの三体)
(塵になって消える)
ころん
水の呼吸 肆の型 打ち潮!
ウガァァァァ!!(前の二体)
(塵になって消える)
ころん
フゥー
よし、無事に鬼を五体倒したな
それにしてもこいつ......
ころん
やったぁぁぁ!!倒せたぁぁぁ!!
さとみ
ちょ!静かに!!
ころん
あっ!ごめん......
さとみ
.......お前、普通に強いな
ころん
え?
呼吸を見たからに、こいつは水の呼吸の使い手か...
まぁ、水の呼吸は他の呼吸の基礎の呼吸だけど
こんなにも周囲に見える水流を見たのは初めてだ
さっき、チラッと見た奴も水の呼吸だったけど
すごく薄くて全然、型の水流が見えなかった
と、いうことは他の奴らより強い.....それに......
さとみ
お前....なんで鬼が来るって
分かったんだよ
ころん
あぁ~僕ね....
ころん
生まれつき目がいいから
ころん
分かったんだよね~
さとみ
(目がいい......か)
俺も耳がいいから、鬼がどこから来るか分かった
そして、こいつは目がいいから分かった
さとみ
俺も耳がいいんだよな
ころん
え!そうなの!?
さとみ
あぁ......
ころん
じゃあ僕たちの!!
ころさと
共通点だね/だな
ころん
!!
さとみ
!!
さとみ
ははっ笑
ころん
あははっ笑
さとみ
俺の名前は桃宮聡魅ももみやさとみ
ころん
僕の名前は碧谷木湖論あおやぎころん
さとみ
よろしくな、ころん
ころん
こちらこそよろしくね!さとみくん!
最初、こいつのこと弱者だと思ってたけど
今では、普通に強いと思ってる
それに俺と友達になってくれていい奴って分かった
ころん
あっ、当たりが明るくなってきた!
さとみ
お!
ころん
ハァー少し休もう
さとみ
そうだな笑
それにころんからする音がとても綺麗だった。
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るぅとside
るぅと
...........。
るぅと
ハァーつまんないですね
るぅと
これくらいなんですか?鬼の力は...
つ、強すぎる....
し、死にたくない.....
るぅと
ハァー、しょうがないですね......
るぅと
と、言うとでも思ったんですか?
るぅと
ザンッ(刀を振り下ろす)
(塵になって消える)
ハァー
僕は今、藤襲山に入ってから
鬼を狩っているんですけど全然強くないんですよね
つまんないですね。
これくらいで突破出来ないなんて、雑魚ですね笑笑
いたぞぉぉぉ!!人間だぁぁぁ!!
ケヒヒヒヒッ
俺は後ろから行くぜ!
ふふっ笑
全部、丸聞こえなんですけど笑笑
るぅと
まずは前の二体を殺りますか
るぅと
シュンッ
あ?人間が消えたぞ!
ケヒヒッそんなわけ....
るぅと
シィィィ
るぅと
雷の呼吸 肆の型 遠雷
な!?ザンッ
ガッ!ザシュ
(塵になって消える)
.......は?
ふふっ笑
あともう一匹☆
なっ......
るぅと
ザザザッ
ヒィッ く、来るんじゃねぇ
シュッ(爪を振り下ろす)
るぅと
ザシュ(腕を斬る)
がぁぁぁ!!
るぅと
雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃
るぅと
ズバッ!!
ギャァァ....ァ(塵になって消える)
るぅと
鬼になったこと.....
るぅと
人を殺したことを後悔するがいい
さぁて
次はどこに行きましょうか........
❓️
ワイワイガヤガヤ!!
るぅと
ん?あっちの茂みから声がしますね
聞いた感じ...........鬼ではないですね....
るぅと
ソッ|_◦)
そして、息を殺すように覗き込むと.....
モブ1
おめぇーも、鬼なんだろ?
莉犬
ち、ちがいます....
モブ1
あぁん?聞こえないんだけど?
モブ3
じゃあ、君の頭に着いてるものは
なんなの?
莉犬
こ、これは.....
モブ2
声が小さいんだよ!
莉犬
ヒッ
茂みの奥にいたのは
派手な赤髪をした男の子と三人組の男達がいた
三人組の男達がその赤髪の男の子を取り囲んでいた
話を聞くからに、その赤髪の男の子についてだろう
可哀想に.......
こいつらは知らないのか......
と、僕が考えていたら......
モブ2
お前もどうせ鬼と同じなんだろ!
モブ3
だったら、斬らないとな
莉犬
お、鬼なんかじゃありません...
モブ1
あぁ?
モブ1
だったら.....グイッ(獣耳を引っ張る)
莉犬
イッ!?
モブ1
お前のこれはなんなんだよ
モブ2
俺達みたいな普通・・の人間は
こんなの頭についてないぜ?
モブ1
そう...普通・・の人間にはないんだよ!
モブ3
お前は普通・・じゃない.....ってことは
鬼と同じ化物じゃないかっ
莉犬
ッ~~~~(泣)
莉犬
や、やめてください(泣)
モブ1
じゃあ、死ねよ化物っ!
モブ1
シュッ(刀を振る)
莉犬
ッ!!(目を瞑る)
モブ1
カキーンッ あ?
モブ3
なんだよ、お前
三人組の一人の男が赤髪の男の子を斬ろうと
刀を振り下ろしたので
僕が自信の刀で受け止めました
るぅと
.......そっちこそ何してるんですかギロッ
モブ
ッ!?(三人組)
るぅと
その手離して貰いませんか?
るぅと
ガシッ(モブ1の手首を掴む)
るぅと
グググッ.......(力をいれる)
モブ1
イッ!?痛いっ痛いっ!!
モブ3
お、おい!離せよ!
るぅと
あ゛?
モブ3
ヒッ
るぅと
パッ(手を離す)
モブ1
いってぇ!
莉犬
(誰もいないところに下がる)
莉犬
ッ~~(泣)
僕が男の手を離してやると
赤髪の男の子は誰もいないところに下がって
なにか思い出したのかのように泣き続けている
モブ2
な、なんなんだよお前!
モブ2
お、お前もその化物の味方かよ!
るぅと
ピクッ
るぅと
化物?
モブ3
そ、そうじゃねぇーかよ
モブ3
こいつは普通の人間とt
るぅと
黙れギロッ(睨む)
モブ3
ヒイッ
るぅと
お前らはこの子の何を知ってるんだよ
るぅと
お前ら、この子の人種の事知らないんですか?
モブ1
し、知らねぇよ
モブ2
それにこいつは人種なんてないだろ!
モブ2
こいつは鬼と同じ化物なんだから!
るぅと
何言っているんですか
るぅと
この子はちゃんとした人間ですよ
莉犬
ッ......ぇ?
るぅと
そうやって人を偏見で判断するのは
やめた方がいいですよ
るぅと
だから人間は差別をするんだ.....
モブ1
.....は?こいつが人間?
モブ1
お前が頭おかしいんじゃねぇの?
モブ1
じゃあ、こいつの頭に生えている
ものはなんなんだよ!
るぅと
この子の頭についているのは先祖からの遺伝でついた獣耳ですよ。
モブ3
どんな先祖なんだよ?
るぅと
鬼と同じだった化物妖怪ですよ.......
モブ2
はww結局化物じゃないかよww
るぅと
は?
るぅと
なんで笑っているんですか
モブ2
だって先祖が化物だったらこいつも
その化物の血をひいてそれが遺伝した
モブ2
完全に化物じゃないかよww
るぅと
........。
なんで分からない.......
なんでこの子の気持ちが分からないんですか....
この子がどんなに辛かったか.....
るぅと
なんで分からないんだよ💢
モブ
ビクッ!!(三人組)
莉犬
ビクッ
るぅと
お前らにはこの子の気持ちが
分からないのか!
るぅと
人間として生まれたのに化物扱い
されて、忌み嫌われてきて!
るぅと
先祖が化物だったからなんだ?
るぅと
この子には関係ないだろ!
るぅと
遺伝で偶々体にそういうものがついて
いるだけで他は人間と変わらない
るぅと
なのに、なんでこの子が化物扱いされないといけない?
るぅと
お前らのような人間がいるから
るぅと
人間での差別が無くらないんだよ!
莉犬
るぅと
フゥーフゥー...
モブ1
は、はぁ?
モブ1
そんなん知るかよ
モブ3
うっざ
モブ2
意味分かんねぇーわ
久々に少し本気で怒りましたね...
なんで分からないんですか...
こいつらは鬼と同じ僕の大嫌いなクズですね...
❓️
タッタッタッ!!
茂みの奥から何かの音がした
しかし、僕はそのとき頭が苛ついていて
音を聞き流していた
莉犬
ッ!?危ないっ!!
るぅと
ぅわっ!!
るぅりーぬ
ザザー(草を転がる)
急に赤髪の男の子が僕を押し捕まえてきて
僕たちは一緒に転がった
るぅと
き、急になんですか.......
莉犬
ッ! チャキ(刀を構える)
るぅと
えっ?....ッ!?
僕が男の子に声をかけようとすると
男の子が瞬時に刀を構え立て膝になり僕の前に出た
そこには.........
この暗い山の中でな~に呑気に
堂々と話してるだよ
『鬼』がいた.....
そして、その鬼の横には
さっきの三人組の死骸があった
るぅと
(クソッ、冷静になるべきだった)
僕は、鬼が来ることは音を聞いていて分かっていた
けど、聞き流していたことに気がついて後悔した
お前らもこいつらと同じ殺してやるよ
シュッ(急に二人の前に現れる)
るぅりーぬ
ッ!?
るぅと
(刀を抜いてないっ!!)
るぅと
(時間が...間に合わn)
莉犬
炎の呼吸 壱の型 不知火!
莉犬
ザシュ(両手を斬る)
ぐぁっ!?
るぅと
!!(今がチャンス!!)
るぅと
タンッ(上に飛ぶ)
いってぇ...あ?もう一人は?
るぅと
ダンッ!(木の幹を思いっきり蹴る)
るぅと
雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃!
るぅと
ズバッ!
ザンッ な......に?(塵になって消える)
るぅと
.......フゥゥゥゥ
なんとか鬼は倒せました
けど、油断大敵ですね.....


あの子がいなければ僕は.....
るぅと
あの!クルッ(振り返る)
莉犬
ビクッ!
るぅと
あ、僕はなにもしないですよ
ただお礼を言いたくて...
るぅと
助けて頂きありがとうございました
莉犬
ぇ、ぁ、ぃぇ.....
るぅと
僕の名前は、黄瀬きせ琉屠るぅとと言います!
るぅと
えっと、あなたは......
僕がこの子に名前を聞こうとすると
僕を鼻で嗅いできた
莉犬
クンクン
るぅと
え、あ、ちょ.....
この子が僕の匂いを嗅いでいるのを見ると
孤独な犬か狼に見えてきて頭を撫でたくなった
そして匂いを嗅ぐのが終わると
莉犬
........。
莉犬
赤川あかがわ莉犬りいぬです.....
と、名前を教えてくれた


信用してくれたのかな?
莉犬........莉犬か
るぅと
よろしくね!莉犬!ナデナデ
「よろしく」のついでに頭を撫でてあげると
莉犬
!.....えへへ(*´∇`*)
るぅと
!!
嬉しそうに笑っていて、すごく可愛かった
初めて見る莉犬の笑顔...
やっぱり人間は笑顔が一番ですね
るぅと
わっ、眩し......
僕たちを歓迎するかのように朝日の光が
僕たちを照らした
そして、最終選別の一日目の夜が終った
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⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
はい、玖話です!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
なんとお気に入りが🌟20!!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
本当にありがとうございます!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
まだまだ話しは序盤ですが
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
見ていってください!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
では、バイバイ(*・ω・)ノ

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