前回はなーくんとジェルくんが出たので
今回は他の四人のお話ですね!
前回より短いかもしれませんが
見てってください!!
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さとみside
うわぁぁぁ.....
山の入り口から一転.....薄気味悪いな
あの美しく儚い藤の花は咲いてないし
つまんねぇーな........
お?
遠くからこっちに向けて....三体来てるな
それにこの音からするに、鬼だな
あと拾、玖、捌、漆、陸、伍、肆、参、弐、壱.....
所詮ここにいる鬼は弱いな。弱すぎる。
これくらいで通過出来ないって、
仮にこれを通過しても
鬼殺隊になったらすぐ死ぬな。
と、俺が考えて歩いていたら
向こうの方から音がした
新たな鬼がどっかに向かって来てるな
ん?
あれ?この音........鬼じゃない?
んん??
なんか聞いたことがある声だな......
それに、この声の後ろにもう一体の音が聞こえるな
うん、これは完全に鬼だな.......
あれ?ちょっと待て......
なんか俺のところに来てね?
そして、音のする方を目を凝らして見ると......
最終選別が始まる前にブツブツと弱音を吐いていた
水色の髪をしたやつが
俺の方めがけて走ってきたのだ(鬼を連れて)
今の俺の状況は
俺の後ろに、水色のうっさい奴が走ってて
その後ろに、鬼が俺たちを追いかけてる状態
まじで俺、二次被害なんだが.....
こいつ........
なんで鬼が四体来るって分かったんだ?
それに方角もあってるし.......
まぁ、いい。今は目の前の鬼を倒す!
うるっせぇ!
俺はまだ死なないんだよ!
よし、無事に鬼を五体倒したな
それにしてもこいつ......
呼吸を見たからに、こいつは水の呼吸の使い手か...
まぁ、水の呼吸は他の呼吸の基礎の呼吸だけど
こんなにも周囲に見える水流を見たのは初めてだ
さっき、チラッと見た奴も水の呼吸だったけど
すごく薄くて全然、型の水流が見えなかった
と、いうことは他の奴らより強い.....それに......
俺も耳がいいから、鬼がどこから来るか分かった
そして、こいつは目がいいから分かった
最初、こいつのこと弱者だと思ってたけど
今では、普通に強いと思ってる
それに俺と友達になってくれていい奴って分かった
それにころんからする音がとても綺麗だった。
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るぅとside
ハァー
僕は今、藤襲山に入ってから
鬼を狩っているんですけど全然強くないんですよね
つまんないですね。
これくらいで突破出来ないなんて、雑魚ですね笑笑
ふふっ笑
全部、丸聞こえなんですけど笑笑
ふふっ笑
あともう一匹☆
さぁて
次はどこに行きましょうか........
ん?あっちの茂みから声がしますね
聞いた感じ...........鬼ではないですね....
そして、息を殺すように覗き込むと.....
茂みの奥にいたのは
派手な赤髪をした男の子と三人組の男達がいた
三人組の男達がその赤髪の男の子を取り囲んでいた
話を聞くからに、その赤髪の男の子についてだろう
可哀想に.......
こいつらは知らないのか......
と、僕が考えていたら......
三人組の一人の男が赤髪の男の子を斬ろうと
刀を振り下ろしたので
僕が自信の刀で受け止めました
僕が男の手を離してやると
赤髪の男の子は誰もいないところに下がって
なにか思い出したのかのように泣き続けている
なんで分からない.......
なんでこの子の気持ちが分からないんですか....
この子がどんなに辛かったか.....
久々に少し本気で怒りましたね...
なんで分からないんですか...
こいつらは鬼と同じ僕の大嫌いな屑ですね...
茂みの奥から何かの音がした
しかし、僕はそのとき頭が苛ついていて
音を聞き流していた
急に赤髪の男の子が僕を押し捕まえてきて
僕たちは一緒に転がった
僕が男の子に声をかけようとすると
男の子が瞬時に刀を構え立て膝になり僕の前に出た
そこには.........
『鬼』がいた.....
そして、その鬼の横には
さっきの三人組の死骸があった
僕は、鬼が来ることは音を聞いていて分かっていた
けど、聞き流していたことに気がついて後悔した
なんとか鬼は倒せました
けど、油断大敵ですね.....
あの子がいなければ僕は.....
僕がこの子に名前を聞こうとすると
僕を鼻で嗅いできた
この子が僕の匂いを嗅いでいるのを見ると
孤独な犬か狼に見えてきて頭を撫でたくなった
そして匂いを嗅ぐのが終わると
と、名前を教えてくれた
信用してくれたのかな?
莉犬........莉犬か
「よろしく」のついでに頭を撫でてあげると
嬉しそうに笑っていて、すごく可愛かった
初めて見る莉犬の笑顔...
やっぱり人間は笑顔が一番ですね
僕たちを歓迎するかのように朝日の光が
僕たちを照らした
そして、最終選別の一日目の夜が終った
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。