第8話

第陸話:炎柱の過去
1,548
2020/09/05 01:44
莉犬side
みんなー!!こんにちはー!!
鬼殺隊 炎柱の赤川あかがわ莉犬りいぬです!!
今回は、俺の過去の話だね......
ちょっと、残酷かもしれないから注意だよ
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
俺の家は貧乏だった。
食べるものも少ししかなかった。
その性で俺たちの家族はおかしかった。
俺は毎日、父親に暴力を受けていた
クソガキがっ!!
ドカッ(殴る)
莉犬
莉犬
ごめんなさっ(´;д;`)
あぁ!?声が小さいんだよ!!
男ならもっとシャキッとしろ!!
莉犬
ヒッごめんなさいごめんなさい
そして、母親からは暴言を言われていた
あなたなんか生まなければよかった
なんであなたが生きてるのよ
莉犬
ごめんなさいごめんなさい
当時の俺は、ひたすら謝ることしか出来なかった
俺は、生まれなければよかった?
死んだ方がマシなの?
じゃあ、なんで俺を.......
莉犬
生んだの?
そして、俺が5歳のときちょっとした事件が起きた
母親が、子供を生んだのだ
俺からすると、弟が誕生したって感じだ
そして、今日俺の弟と対面する日だ
......この子よ
母親の手の中に抱かれている赤ちゃんは

髪が俺と同じ派手な髪色だったが、俺とは違う
空の色のような色だった。
...莉犬と同じ獣耳が生えている
じゃないか
ギロッ
莉犬
ッ!すみません
そう、俺は本物の獣耳が生えている。

俺の先祖がそういう人種だったらしい

だから、昔から呪いの子として嫌われてきた

人間なのに獣耳があって気持ち悪いからだ
けど、この子は小さいわ
だから、隠せるかも
そうだな
莉犬と違って、綺麗だしな
莉犬
.......。
名前は?
莉獻りけんでいいんじゃないか?
そうね、そうしましょう
そうやって、初めは可愛がるんでしょ
けど、俺と同じように獣耳が隠せなくなってきたら
俺みたいに、暴力・暴言を吐くんでしょ
絶対に、この子は俺が守ってやる
俺みたいにどす黒く染まらないように......
と、この時強く決意した
〈3年後〉
俺は8歳になった。りけんは3歳になった
やっぱりりけんも俺と同じように
獣耳が隠せなくなってきていた。
だから、俺が必死に両親化物から守っていた
ある日の夜、俺たちは押し入れに入れられた
〈ある日〉
お前らは、呪いの子なんだよ
目障りだ、早く消えてくれ
莉犬
はい......
莉犬
ごめんなさい
そして、俺は寝ているりけんをおんぶして
押し入れに入った。


押し入れの中はとても薄暗かった。



そこから何時間後、俺は目を覚ました
何か嫌な匂いがしたからだ
俺は、生まれつき鼻が効く。まるで獣のように。
それもあったんだろう。俺がこんな体で生まれたから、暴力とかするんだよね
俺は、特殊で匂いで誰がいるのかが分かる
莉犬
クンクンクン
莉犬
!?
莉犬
(な、なんで)
莉犬
(血の匂いが!!)
りけんくん
んぅ?
りけんくん
りいぬにぃ?
莉犬
りけん、しっ!
りけんくん
うぇ?
莉犬
寝てていいよ
りけんくん
うぅん......スヤァ(。-ω-)zzz
莉犬
クンクン う゛!?
匂いからするに、両親と何者かがいる


両親からは、焦燥感のある匂いがする
そして、俺は押し入れの隙間から部屋の様子を見た
莉犬
ヒッ
そこには体の原型がとどまっていない何かがあった
この死体からする匂いは......
莉犬
父さん...
❓️
ムシャムシャ
やっぱり女は美味しいな
莉犬
ッ!!
何かが人間の手を食べていた
その手は、俺の母さんの手だった。
莉犬
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
俺は、当時8歳。怖くて震えが止まらなかった
あぁ?
そこに、何かいるな?
タンタン(歩く)
何者かが、俺たちのいる押し入れにゆっくりと
近付いて来た
その時だった.....
鬼殺隊の隊士
いたぞ!!鬼だ!!
あ?
莉犬
ッ!?
黒い制服みたいなのを着た人達が入ってきたのだ
鬼殺隊の隊士
かかれ~!!
鬼殺隊の隊士
うぉぉぉぉぉぉ!!
チッ
雑魚が
血鬼術 棘鞭
鬼殺隊の隊士
うあ゛
鬼殺隊の隊士
ガハッ
鬼といわれるやつは、手から棘のようなものが出てきて、その制服を着た人達を殺した
❓️
ハァー やはり我が行った方が
良かったかのう
またもや、人が入ってきた


しかし、その人はさっきの人達とは違い....
あ?なんだじぃさん俺と殺るのか?
莉犬の師範
ホホホッ
結構年のある、ご老人だった。
莉犬の師範
あまり舐めるんじゃないぞ
莉犬の師範
小僧.....
あ?なんだt
莉犬の師範
炎の呼吸 弐の型 昇り炎天
うがぁぁぁ
や、焼けるッ!?
莉犬の師範
だから、舐めるなと言ったんじゃよ
あ、ぁぁ
(塵になって消える)
莉犬の師範
........もう出てきてよいぞ
莉犬
!?
莉犬の師範
もう大丈夫じゃぞ
莉犬
クンクン
このご老人からは、優しい匂いがする
俺は、自分の鼻を信じて押し入れから出てきた
                               ガラガラ🚪
莉犬
......。
莉犬の師範
その子は、お前さんの弟かの?
莉犬
はい.......
ご老人は「そうか。」といって、小声で話し始めた
莉犬の師範
そこにある死体はお前さんのご両親か?
莉犬
はい、そうです
莉犬の師範
そうか......
莉犬の師範
お主、これから2人で生きていくのか?
莉犬
...........。
莉犬の師範
よければじゃが....
莉犬の師範
我と一緒に暮らさぬか?
莉犬
え?いいんですか?
莉犬の師範
うむ、お前らをほっとけないしな
莉犬の師範
では、行こうか......
そうして、そのご老人の家に行った
手を繋いで、そこまで歩いた。
とても、暖かい手だった。
俺は初めて人の温もりを知ったのかもしれない




〈ご老人のお屋敷前〉
莉犬の師範
ここが我の家じゃ
莉犬
うわぁぁ✨
莉犬の師範
どうじゃ
莉犬
すごい...
りけんくん
ふぁぁぁ
りけんくん
むぅ、りいぬにぃここどこ?
莉犬
えっとね...
莉犬の師範
ここは、我の家じゃ
りけんくん
なんでおじいさんのおうちにぼくがいるの?
莉犬の師範
(説明中)
ご老人は、さっきあったことを分かりやすく
説明してくれた。
りけんくん
そのおには、ここにいないの?
莉犬の師範
うん、いないぞ
りけんくん
よかった~
莉犬の師範
では、入るがよいぞ
莉犬
お邪魔します



〈その日の夜〉
俺は、初めてちゃんとした夕御飯を食べた
俺は嬉しさのあまり泣いてしまった
そのときは、りけんがいなかったから良かったけど
そして、りけんが寝たころ俺とご老人で
お話をしていた。
莉犬の師範
まずは、我の名前を言うか
莉犬の師範
我の名は、陽向ひなた炎仁朗えんじろう
莉犬
俺は、赤川あかがわ莉犬りいぬです
莉犬の師範
莉犬か....お前さんの弟は?
莉犬
赤川あかがわ莉獻りけんです
莉犬の師範
莉犬に、莉獻か......
莉犬
はい.....
莉犬の師範
その、お前さんの頭に生えているものはなんじゃ?
莉犬
あ.....っとこれは.....
莉犬の師範
言いたくなければいわなくても
いいんじゃが
莉犬
いえ......これは(説明中)
そして、俺は全てを話した。


両親から暴力・暴言をされてきたこと、獣耳を生えているやつは呪いの子といわれていること、両親が殺されても悲しみの感情が出てこなかったことを.....
莉犬の師範
........。
莉犬
俺は、どうしたらいいですか
莉犬
両親が殺されても涙一つ浮かばない
莉犬
おかしいですよねww
莉犬の師範
ナデナデヾ(・_・`*)
莉犬
ッ...
莉犬の師範
辛かったじゃろ
莉犬の師範
毎日、暴力・暴言を受けて、
精神がボロボロじゃろ
莉犬
そう....なんですよ(´;д;`)
莉犬
俺!俺、ずっと辛かった(泣)
莉犬
なんで俺がこんな目にあわないといけないのかなって!!だったら死んだ方がマシだって!!(泣)
莉犬
おれ.....(´;д;`)
莉犬の師範
よく、頑張ったな......
莉犬の師範
我も、そんなことされたらそう思うと思う
莉犬の師範
しかし、簡単に死にたいって思うな
莉犬の師範
この世には、生きたい人だってたくさんいる。しかし、お主も見たじゃろう?鬼という化物が人を襲って生きたいって思っとる人が死ぬ
莉犬の師範
それはおかしいと思わないか?
鬼がいる限り生きたい人は死んでいく
莉犬の師範
それを阻止するには....
莉犬
鬼を消す...
莉犬の師範
ほう...分かっとるじゃないか
莉犬
じゃあ、どうすればいいの?
莉犬の師範
鬼殺隊....知っとるか?
莉犬
分かんない....
ご老人...いや、俺の恩人は鬼殺隊のことに
ついて詳しく教えてくれた。
莉犬
あの人達が...
莉犬の師範
そうじゃ
莉犬
けど、一瞬にして死んでた
莉犬の師範
それはあいつらが無我夢中に突っ走って行ったからじゃ
莉犬の師範
我の稽古をちゃんとすれば、
簡単には死なない
莉犬
俺もあなたみたいに強くなれますか?
莉犬の師範
そうじゃな。それに、我はあなたじゃない。師範と呼べ
莉犬
はい
莉犬
俺も鬼殺隊に入って、人を救いたい
莉犬の師範
そうか...
莉犬の師範
では、早速明日から稽古に励もう
莉犬
あの、今まであったことはりけんには言わないで下さい
莉犬
まだ幼いので記憶はないと思うんですけど
莉犬の師範
.......分かった




〈3年後〉
あの日から3年が経った。


りけんくんも大きくなった
ん?何故、りけんじゃないかって?


いやりけんくんの方が呼びやすいなって思ったから
それで、今日師範の知り合いが来るらしいんだけど
その人の、継子も来るらしい
莉犬の師範
お?やっと来たかっ!!
莉犬の師範
莉犬!!来たぞ!!
莉犬
今行きまーす!!
やっと来たみたい!!どんな人なのかな(* ゚∀゚)
りねこの師範
よぉ!炎仁朗元気か!!
莉犬の師範
おう!正宗も元気か!!
りねこの師範
あったり前じゃ!!
りねこの師範
お?お前が!!
莉犬の師範
そうじゃ、我の継子じゃ!
莉犬
こんにちは!莉犬って言います!!
りねこの師範
俺は、風林ふうりん正宗まさむねじゃ
りねこの師範
よろしゅうな
莉犬
よろしくお願いします!!
りねこの師範
良い子じゃな~
莉犬の師範
そうじゃろ?
莉犬の師範
お主の継子は?
りねこの師範
うん?あれ!?おい!
莉猫入ってこい!!
.......ハァー
りねこくん
こんにちは...
うお!!!クール系イケメンだ!!
それに、俺と同じ獣耳が生えている!?
これは、仲良くなるチャンスじゃ!!
りねこの師範
自己紹介をせぇー!!
りねこくん
黒田くろだ莉猫りねこです...
莉犬の師範
ほぉ、莉犬と仲良く出来そうじゃな
莉犬
よろしくね!りねこくん!!
りねこくん
........。
莉犬
莉犬の師範
あれ?
りねこの師範
おい!莉猫!!仲良くせんか!!
りねこくん
なんで俺がこんなやつと...
りねこくん
タッ(どこかに行く)
りねこの師範
あ、あぁ、すまんな莉犬くん
莉犬
い、いえ!大丈夫です!!
莉犬
俺、りねこくんのところ行ってきます
莉犬の師範
あぁ、気を付けるのじゃぞ
莉犬
はーい!!
絶対、りねこくん極度の人見知りじゃん
こりゃあ、大変だ!!



〈2時間後〉
本当にどこ行ったんだ?(゜Д゜≡゜Д゜)?
全然、見つからない......
莉犬
ハァー、本当にどこn
りねこくん
お前、どんだけ俺の事追ってくるの?
莉犬
ピギャァァァ!!
急に声がして、変な声を出してしまった
莉犬
な、なんだりねこくんか脅かさないでよ
りねこくん
どうでもいいんだけど
莉犬
なっ
莉犬
なんでそんな冷たく言うんだよ
りねこくん
別にあんたと俺は、他人だから
良いじゃん
莉犬
嘘つけ
りねこくん
あ?
莉犬
俺は、鼻がいいから分かるんだぞ
莉犬
本当は別の理由があるんでしょ
りねこくん
ッ...お前には関係n
莉犬
獣耳...
りねこくん
!!
莉犬
俺もそうだから分かるよ
りねこくん
嘘つけ!!(怒鳴る)
莉犬
ビクッ
りねこくん
お前も嘘なんだろ!?俺を騙す為に偽物を着けてるんだろ?無駄なんだよ!仲良くなりたいからってふざけんな!!
莉犬
......は?
この人から、嘘の匂いはしない

じゃあ、実際にあったんだ

悲しい匂い、苦しい匂い、辛い匂いがする
莉犬
ちがっ....俺は!!
莉犬
..........俺だって!!
莉犬
俺だって、こんな体で生まれたくなかったよ!!これが偽物?だったらどんだけ良かったか。俺だって、この体の性で呪いの子って言われ続け、両親に暴力・暴言を受けてさ!じゃあ言うけどお前は俺の気持ち分かるのかよ!!
自分の胸の中にあるものを不意にりねこくんに
ぶつけてしまった
莉犬
......あ
りねこくん
..........。
莉犬
ご、ごめん!!タッ(立ち去る)
俺は、その場が怖くてなって逃げてしまった
りねこくん
.......なんなんだよ、あいつ







それから半年、度々りねこくんは来るものの
気まずくで俺はずっと稽古に励んでいた
そして、今日もまた来た...が...
莉犬
風邪ひいちゃいました☆
りけんくん
バカなの
莉犬
酷い(´;д;`)
りけんくん
じゃ、僕りいこちゃんと遊ぶから
莉犬
は~い
うぅ(´;д;`)お兄ちゃんと友達どっちが大事なの
りいこちゃん
なにして遊ぶー?
りけんくん
なんでもいいよ~
りけんくんと一緒に遊んでいる女の子は


黒田くろだ莉子りいこちゃん。りねこくんの従兄弟なんだって
りけんくんとは2歳、年が離れている
その割に、毒舌です...。俺なんておじさんって
言われたからね?
莉犬
ゴホゴホッ
咳が酷くなってきたな....寝よ
莉犬
スースー(。-ω-)zzz





〈何時間後?〉
何かの匂いがして、俺は目を覚ました
莉犬
んぅ?
りねこくん
あ、起きた
莉犬
へ?
俺が寝ている隣に、りねこくんが座っていた
え?なんでいんの?え?こわっ。え?え?
え?幻覚??
りねこくん
幻覚じゃねーよ
莉犬
あれ?声に出てた?
りねこくん
.......まぁ
莉犬
何でいんの?
りねこくん
別に......
りねこくん
お前が熱出したって聞いたから
莉犬
あ、ありがt
りねこくん
お前の過去を聞いた
莉犬
......え?
莉犬
誰に!?
りねこくん
お前の師範から...
りねこくん
お前の弟には言ってないよ
莉犬
よ、良かったぁ
りねこくん
.......ごめん
莉犬
え?
りねこくん
俺、お前のこと全然知らないのに酷いこと言った。本当にごめん
莉犬
え?あ、いいよいいよ
莉犬
俺も悪いこと言っちゃったし
りねこくん
.......。
まさか、りねこくんが謝ってくるなんて
莉犬!!今こそチャンスじゃないか!!
莉犬
あ、あの!!
りねこくん
!!.....なに
莉犬
俺と友達になってくれない!
りねこくん
........いいよ
莉犬
えっ!?
莉犬
まぁーじ?
りねこくん
ww
りねこくん
いいって言ってんじゃんww
あ、あの無愛想のりねこくんが笑った!?
うわーお((゚□゚;))、イケメンデスネー
と、いうことがあり無事りねこくんと仲良くなりました。熱はあがりましたけど......



〈1年後〉
今日もりねこくん達が来ます!楽しみなのです!
けど、最近困ってることがあって......
俺の師範の体調が優れないことだ
とても心配だ...
ーーーい、ーーーぬ
おーい、ーーーいぬ
りねこくん
おーい、莉犬ー
莉犬
ギャッ!?
俺は考え事をしていて周りの音が聞こえてなかった
りねこくん
なに辛気くさい顔してんだよ
莉犬
いや~別に~?
りねこくん
あっそ.....
莉犬
なn
りねこくん
炎仁朗さん、最近体調悪いんだよな
莉犬
!!
りねこくん
それのことで、考え事してたんだろ
莉犬
.......正解
莉犬
持病と鬼につけられた傷が今になって悪化してるんだって
りねこくん
そうか....
莉犬
........。
莉犬
ねぇ、りねこくん
莉犬
何で君は鬼と戦うの?
りねこくん
.......お前には言ってなかったな
.......俺の過去
りねこくん
俺は、小さいときに両親や祖父祖母も殺されて命からがら従兄弟であるりいこと逃げてきたんだ。従兄弟のりいこも俺と同じ獣耳が生えているから他の親族から嫌われてたんだ
りねこくん
けど、両親や祖父祖母は嫌いにならなかった。むしろ、可愛がってくれた。けど、それを鬼に壊された...。それで、路頭に迷っている俺たちを師範が拾ってくれて、師範が成し遂げれなかったこの世から鬼をなくすことを俺が恩でかえそうかなって.....
莉犬
(´;ω;`)
りねこくんも辛い過去があったんだね.....
師範の代わりに自分が鬼をこの世からなくすか....
りねこくん
鬼にどんな事情があろうとも.....
りねこくん
.........俺は、鬼が嫌いだ。
そう....だよね.........
莉犬
俺もこの世から鬼をなくしたい....
莉犬
俺は、自分なんてどうなってもいい
莉犬
俺は、たくさんの人を幸せにしたいんだ
りねこくん
!!
莉犬
俺の過去は知ってるでしょ?
りねこくん
....あぁ
莉犬
俺は、死んでもいい人間
莉犬
けど、他の人達は幸せに生きて欲しいんだ
莉犬
だから、俺は戦う
りねこくん
..........。
りねこくん
お前は死んでもいい人間なんかじゃない
莉犬
ん?何か言った?
りねこくん
別に.......
りねこの師範
莉猫ー!帰るぞぉー!!
りねこくん
時間だわ
莉犬
そうだね
りねこくん
じゃ、またな
莉犬
うん!またね!



そして2年後。りねこくんと会うことはなかった
あの日から、師範の容態が急変したのだ
そして、寝たきりになった
正宗さんは、「炎仁朗の弱い姿は見てられない」と
言って、この屋敷に来なくなった
そして、今日の夜....俺は最終選別に行く....
炎の呼吸も全て覚えることが出来た...
師範は容態が悪いなかでも俺に炎の呼吸を
教えてくれた。
〈その日の朝〉
莉犬の師範
ゴホゴホッ......
莉犬
大丈夫?本当に俺が行ってもいいの?
莉犬の師範
あぁ....お前はこの日のために頑張って来たじゃろ
莉犬の師範
我のことは気にせず、頑張ってくるのじゃ。そして、我のところに生きて帰るのじゃ
莉犬
うん....
りけんくん
大丈夫だよ
りけんくん
僕がじいちゃんの世話するから
莉犬
うん.......頼むよ?



そして、時間はあっという間に過ぎていった。
そろそろ、最終選別の場所に行かないといけない
莉犬の師範
莉犬.....
莉犬
はい!
莉犬
何ですか?師範?
莉犬の師範
お前のこれをやる...ゴホゴホッ
そして俺に渡してくれたのは
犬の肉球が刺繍してある赤色の羽織だった
莉犬
うわ~!!
莉犬の師範
それに、これもやるぞ
そして師範から渡されたのは、首輪のような
ものだった
莉犬の師範
我が飾りとして使っていた首輪を莉犬専用に作ってもらったんじゃ
莉犬
俺が昔に欲しいって言ってたやつ!
莉犬
覚えててくれてたんだ!
莉犬の師範
まぁ、弟子のためだからな.....
莉犬の師範
どれ、はめてみ....
莉犬
カチャ(首にはめる)
莉犬
どう?
莉犬の師範
我よりも似合ってるぞ
莉犬
へへへ(о´∀`о)
莉犬の師範
それは取り外し可能だからな
莉犬の師範
お前も立派になってもんじゃ
莉犬
そうですか~?
ふふっやった(*´∇`*)!師範と同じだ!!
俺は嬉しさのあまり、顔が和んでしまった
莉犬の師範
莉犬......
莉犬
ん~~~?
莉犬の師範
生きて帰ってくるのじゃぞ
莉犬
莉犬の師範
お前は我の誇りじゃ
莉犬の師範
それに、莉獻が泣くぞ
莉犬
へ?いや、それはさすがに.....
りけんくん
チラッ|◦_◦)))
莉犬
あ゛.........(やっべ\(^o^)/)
りけんくん
テクテクテク
そして俺に近づく、りけんくん.....
りけんくん
ギュ(服の端を握る)
りけんくん
帰ってこなかったら、やだ
とても小さい声で言った
俺は無意識にりけんくんの頭を撫でていた
莉犬
ナデナデ
りけんくん
.....///
そして、りけんくんの頭を撫で終わったあと
莉犬
分かってますよ
莉犬
では、師範!りけんくん!
莉犬
行ってきます!
         



そして、俺は最終選別に向かった。
            師範のくれた羽織と首輪,刀を持って
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⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
はい、過去編終わりました!!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
次は最終選別のお話です!!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
風柱と花柱の過去は書くか迷ってます
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
遅くなってすみません!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
平日に書くのは難しく、休日に書いてます!なので、投稿頻度が遅いです!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
本当にごめんなさい!!
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
何気に、炎柱の過去が長かったな
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
語彙力なくてごめんなさい
⚡️Rai⚡️🐯
⚡️Rai⚡️🐯
じゃ、また次回!!

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