莉犬side
みんなー!!こんにちはー!!
鬼殺隊 炎柱の赤川莉犬です!!
今回は、俺の過去の話だね......
ちょっと、残酷かもしれないから注意だよ
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俺の家は貧乏だった。
食べるものも少ししかなかった。
その性で俺たちの家族はおかしかった。
俺は毎日、父親に暴力を受けていた
そして、母親からは暴言を言われていた
当時の俺は、ひたすら謝ることしか出来なかった
俺は、生まれなければよかった?
死んだ方がマシなの?
じゃあ、なんで俺を.......
そして、俺が5歳のときちょっとした事件が起きた
母親が、子供を生んだのだ
俺からすると、弟が誕生したって感じだ
そして、今日俺の弟と対面する日だ
母親の手の中に抱かれている赤ちゃんは
髪が俺と同じ派手な髪色だったが、俺とは違う
空の色のような色だった。
そう、俺は本物の獣耳が生えている。
俺の先祖がそういう人種だったらしい
だから、昔から呪いの子として嫌われてきた
人間なのに獣耳があって気持ち悪いからだ
そうやって、初めは可愛がるんでしょ
けど、俺と同じように獣耳が隠せなくなってきたら
俺みたいに、暴力・暴言を吐くんでしょ
絶対に、この子は俺が守ってやる
俺みたいにどす黒く染まらないように......
と、この時強く決意した
〈3年後〉
俺は8歳になった。りけんは3歳になった
やっぱりりけんも俺と同じように
獣耳が隠せなくなってきていた。
だから、俺が必死に両親から守っていた
ある日の夜、俺たちは押し入れに入れられた
〈ある日〉
そして、俺は寝ているりけんをおんぶして
押し入れに入った。
押し入れの中はとても薄暗かった。
そこから何時間後、俺は目を覚ました
何か嫌な匂いがしたからだ
俺は、生まれつき鼻が効く。まるで獣のように。
それもあったんだろう。俺がこんな体で生まれたから、暴力とかするんだよね
俺は、特殊で匂いで誰がいるのかが分かる
匂いからするに、両親と何者かがいる
両親からは、焦燥感のある匂いがする
そして、俺は押し入れの隙間から部屋の様子を見た
そこには体の原型がとどまっていない何かがあった
この死体からする匂いは......
何かが人間の手を食べていた
その手は、俺の母さんの手だった。
俺は、当時8歳。怖くて震えが止まらなかった
何者かが、俺たちのいる押し入れにゆっくりと
近付いて来た
その時だった.....
黒い制服みたいなのを着た人達が入ってきたのだ
鬼といわれるやつは、手から棘のようなものが出てきて、その制服を着た人達を殺した
またもや、人が入ってきた
しかし、その人はさっきの人達とは違い....
結構年のある、ご老人だった。
このご老人からは、優しい匂いがする
俺は、自分の鼻を信じて押し入れから出てきた
ガラガラ🚪
ご老人は「そうか。」といって、小声で話し始めた
そうして、そのご老人の家に行った
手を繋いで、そこまで歩いた。
とても、暖かい手だった。
俺は初めて人の温もりを知ったのかもしれない
〈ご老人のお屋敷前〉
ご老人は、さっきあったことを分かりやすく
説明してくれた。
〈その日の夜〉
俺は、初めてちゃんとした夕御飯を食べた
俺は嬉しさのあまり泣いてしまった
そのときは、りけんがいなかったから良かったけど
そして、りけんが寝たころ俺とご老人で
お話をしていた。
そして、俺は全てを話した。
両親から暴力・暴言をされてきたこと、獣耳を生えているやつは呪いの子といわれていること、両親が殺されても悲しみの感情が出てこなかったことを.....
ご老人...いや、俺の恩人は鬼殺隊のことに
ついて詳しく教えてくれた。
〈3年後〉
あの日から3年が経った。
りけんくんも大きくなった
ん?何故、りけんじゃないかって?
いやりけんくんの方が呼びやすいなって思ったから
それで、今日師範の知り合いが来るらしいんだけど
その人の、継子も来るらしい
やっと来たみたい!!どんな人なのかな(* ゚∀゚)
うお!!!クール系イケメンだ!!
それに、俺と同じ獣耳が生えている!?
これは、仲良くなるチャンスじゃ!!
絶対、りねこくん極度の人見知りじゃん
こりゃあ、大変だ!!
〈2時間後〉
本当にどこ行ったんだ?(゜Д゜≡゜Д゜)?
全然、見つからない......
急に声がして、変な声を出してしまった
この人から、嘘の匂いはしない
じゃあ、実際にあったんだ
悲しい匂い、苦しい匂い、辛い匂いがする
自分の胸の中にあるものを不意にりねこくんに
ぶつけてしまった
俺は、その場が怖くてなって逃げてしまった
それから半年、度々りねこくんは来るものの
気まずくで俺はずっと稽古に励んでいた
そして、今日もまた来た...が...
うぅ(´;д;`)お兄ちゃんと友達どっちが大事なの
りけんくんと一緒に遊んでいる女の子は
黒田莉子ちゃん。りねこくんの従兄弟なんだって
りけんくんとは2歳、年が離れている
その割に、毒舌です...。俺なんておじさんって
言われたからね?
咳が酷くなってきたな....寝よ
〈何時間後?〉
何かの匂いがして、俺は目を覚ました
俺が寝ている隣に、りねこくんが座っていた
え?なんでいんの?え?こわっ。え?え?
え?幻覚??
まさか、りねこくんが謝ってくるなんて
莉犬!!今こそチャンスじゃないか!!
あ、あの無愛想のりねこくんが笑った!?
うわーお((゚□゚;))、イケメンデスネー
と、いうことがあり無事りねこくんと仲良くなりました。熱はあがりましたけど......
〈1年後〉
今日もりねこくん達が来ます!楽しみなのです!
けど、最近困ってることがあって......
俺の師範の体調が優れないことだ
とても心配だ...
俺は考え事をしていて周りの音が聞こえてなかった
りねこくんも辛い過去があったんだね.....
師範の代わりに自分が鬼をこの世からなくすか....
そう....だよね.........
そして2年後。りねこくんと会うことはなかった
あの日から、師範の容態が急変したのだ
そして、寝たきりになった
正宗さんは、「炎仁朗の弱い姿は見てられない」と
言って、この屋敷に来なくなった
そして、今日の夜....俺は最終選別に行く....
炎の呼吸も全て覚えることが出来た...
師範は容態が悪いなかでも俺に炎の呼吸を
教えてくれた。
〈その日の朝〉
そして、時間はあっという間に過ぎていった。
そろそろ、最終選別の場所に行かないといけない
そして俺に渡してくれたのは
犬の肉球が刺繍してある赤色の羽織だった
そして師範から渡されたのは、首輪のような
ものだった
ふふっやった(*´∇`*)!師範と同じだ!!
俺は嬉しさのあまり、顔が和んでしまった
そして俺に近づく、りけんくん.....
とても小さい声で言った
俺は無意識にりけんくんの頭を撫でていた
そして、りけんくんの頭を撫で終わったあと
そして、俺は最終選別に向かった。
師範のくれた羽織と首輪,刀を持って
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。