体育祭当日。ななから熱がでで休むという連絡が、来た。
ほとんどの女子生徒が私の方を振り返り、お願いという瞳を向けてくる。
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私がやった種目…徒競走と障害物競走は何事もなく1位だった。
合図と共にみんなが走り出す。
髪を見た人達があちこちに走り出す
ゆうたが持っている紙をチラッと覗こうとすると紙を後ろにして、見られないようにした。
左手をグイッと莉犬に持っていかれゴールについた。
私はみんなの元へと帰ると質問攻めされた。特に女子に。
私は急いで並んだ。
そう願いながらバトンを受け取った。
前にいる二人を追い抜き、先頭になった。
が、あと少しという所で私は転んだ
追い越した二人にもまた、追い抜かれてやっと莉犬にバトンを渡すことが出来た。
莉犬は力強く走り出してあっという間に二人を追い抜き次の走者にバトンを渡した。
莉犬はそのままこっちに来た。
莉犬はヒョイっと私をお姫様抱っこした。
保健室につくと、莉犬は私を椅子に座らせて手当てをしてくれた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!