第18話

18.緊張
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2020/03/16 11:29
〔あなた〕

私がお風呂を上がるととしみつがすぐお風呂に入った。鼻歌が上手くてつい聞いてしまう。あ、歌詞でも書こうかな。ノートとペンを出し窓際に行く。今日はなにか言葉が出そうだ。

そうこう書いているととしみつがでてきた。なんか「?」って感じだ。きっとなにをしているか分からなかったんだろう。

あなた「歌詞書いてたの」
としみつ「おぉ」
あなた「曲だそ」
としみつ「楽しみにしてるわ」
あなた「やった」

なんとなく疲れたから寝るか〜ってなって寝室に来たのはいいんだけど、緊張している。

あなた「それオシャレだね」

隣に寝たとしみつのネックレスを見つめる。

としみつ「あなたのもおしゃれ」
あなた「…ティファニーのネックレス」
としみつ「…誰かとおそろい?」
あなた「…うん」

つい話を濁してしまった。元彼とのお揃いのネックレス。

あなた「としみつも誰かとお揃いの?」
としみつ「俺にはお揃いのネックレス付けてくれる彼女はいなかったな」
あなた「モテたくせに」
としみつ「愛してくれるかどうかは別問題。」

急に寂しそうになった空気で、ついとしみつを抱きしめてしまう。

あなた「私はとしみつに溺れてるのに」
としみつ「そんなこと言われたら理性とかなくなる。」

ばっと体制を変えられて、としみつが私の上にまたがっている。

あなた「好き」

緊張で声が震えるのが分かる。

としみつ「もう知ってた」

どうやら、世の中の流れは変えられないみたい。

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