〔あなた〕
今日は岡崎に来ている。としみつとの久しぶりのデートはとても楽しかった。
としみつ「さて、もう夜だから鈴木プリンスホテルに向かいますよ〜」
あなた「はいよ〜」
スーパーでサングラスをかけたカップルが普通に食材を買っている謎光景。としみつのプライベートでの警戒心はトップクラスだ。
あなた「私週刊誌に撮られたことないけどね」
としみつ「俺女子アナと付き合ってるとか書かれた」
あなた「笑笑、としみつ警戒してるのに!」
としみつ「だら?ほんと腹立つんだよ」
あなた「あ、ねぇねぇお刺身買うね」
としみつ「ん、いいよ」
そりゃ報道陣にバレたらやばいと思うし、素直に嫌だけど、2ヶ月に1回くらいしか会えないのも辛いからさ。自分勝手だなぁ、私。
としみつ「じゃあ帰るか」
あなた「うん」
???「いい写真撮れちゃった〜♡」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。