第6話

第六話

2,262

2021/01/06 15:00

さとみside



休み時間、

　俺はラッキーだ。朝、俺を助けてくれたあの女の人と一緒のクラスになれたからだ！
　
もし他のクラスだったら、呼び出して変な目で見られてたし、廊下で話しかけられたら急で驚くかもしれないし、そもそも覚えてないかもしれない。
　
でも、席が遠い…。しかも莉犬・るぅとがあの人の近くで、よく話している。

作者

席はこんな感じです！







行きたいけど勇気が出ない。てか、あの人の隣で寝てる不良女子みたいな子がめちゃくちゃ怖いんですけど！

ななもり。

さとみくん？

さとみ

うわぁ何！？

ななもり。

なんか向こう見てたから

さとみ

さっきのお礼言いたくて

ななもり。

言えてなかったもんねぇ

さとみ

でも…ねぇ

ななもり。

うん。わかる(←いろいろと察した)

ころん

てか、莉犬くんたちの隣で寝てる人ちょっと怖くね？

ジェル

ああ、不良やね
ヤバい奴なんちゃう？

ななもり。

ちょっと2人とも…

由里

お前ら2人何て言った？

ジェル

ひぇっ

ころん

こ、怖いって…

由里

そっちは？

ジェル

ヤバいや、つって言いま

由里

何ですって？
人を見た目で決めつけるのはよくないと思いますけど！？

2人

すみませんっ

あなた

(由里が怒るとヤバいよ…)

さとみ

(ヤバそうだな…)

由里

まあ、今日はやめとくか。
知らない人とやるのは危険だしな

全員

ふぅ〜っ

由里

でも気をつけてね。
私、本当に怖くてヤバい人だから

2人

はいっ











あの人に話しかけるのは、時間がなくてできなかった。

さとみ

(次こそは！)

いいねして作者を応援しましょう！

第7話第七話

Sakuran@𓆉投稿

ファンタジー
1 week left

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。