第4話

No.4
1,171
2019/02/28 09:11
どうにか道案内をさせ、
無事部長の家に着く。




鍵を開け、ベットに運んだ。










…にしても重い!!!!




ドサッ




疲れてベットに座る。



トミー
トミー
ん?なんで座ってんの~お前


グイッ


あたしの腕をつかみ自分の方へ引き寄せた。



バランスが崩れ、
部長の上に少しだけ乗っかった。


あなた

なっ!危ないっ!



腕を掴んでる手は、
強くて中々離れない。


トミー
トミー
なんだ、お前かぁ〜

お酒臭いよ…







トミー
トミー
……なあ、よく見るとお前、めちゃめちゃ可愛いな

そう言ってあたしの髪を触る。



ドキッ





鼓動が早くなる。



何あたしドキッてしてんの……



離れようとするけど離れない。


トミー
トミー
ほんと…めっちゃ可愛い

そう言って耳を触る。

あなた

んっ……


体が反応する。

トミー
トミー
そうだよ…俺はお前が……

そう言って今度はあたしに抱きつく。





鼓動が早いのがバレる…


一気に焦り、
一気に顔が赤くなるのがわかる。


トミー
トミー
……あなた
あなた

っ!


耳元で囁かれ、
また反応する体。



や、やめて……




トミー
トミー
なあ…食っちゃっていい……よね?




そう言ってあたしの唇を
強引に奪った。




すぐ深いキスに変わっていく。





とろけそうに、
絡みつく。


まるで………



本当に求められてるみたいに。



あなた

んっ…………はぁっ……

トミー
トミー
……すきだ

唇が離れ、
部長の両手にほっぺが包まれる。




真っ直ぐな目で、
でも酔ってて少しトロンとしてるのが

ものすごく色っぽくて、



吸い寄せられてく。


トミー
トミー
今日だけ……お前は俺のだ


ドキドキッ




心臓が張り裂けそうになるくらい
鼓動が早くなる。



目を逸らせず、
ただただ部長の目に惹き付けられる。













あたし達はその日、
初めて事を犯した。


プリ小説オーディオドラマ