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2020/05/16

第2話

🌧
学校での私は、家と同じように殆ど喋らない。


キッパリと言えば、「クラスにいてもいなくても変わらない奴」。


これと言った特技も無く、周りの人達のように積極性がある訳でもない。


薄い存在なのだ。





そんな私でも、唯一の趣味があった。

それは、"読書"。



これだけは昔から変わらず好きで、毎日欠かさず本を読んでいる。

周りの騒音を気にすることなく、本の世界に入り込める。

そんな時間が、私はたまらなく好きだった。



家族や友達に愛されている主人公。

最初はシリアスな場面が多かったとしても、結局最終的にはハッピーエンドで終わる物語。

クラスの人気者と付き合う女の子。



色々な物語があるが、私はやはり、「バットエンド」が好きだった。


叶わぬ恋。叶わぬ願い。叶わぬ夢___。


何故バットエンドが好きか、詳しいところは私もよく分からない。


しかし、「主人公が今の私に似ているから」という答えが妥当だと思った。



家族からも、友達からも必要とされていない。愛されていない___。


そんな私の物語は、「ハッピーエンド」で終わるのだろうか?




いや、きっと「バットエンド」で終わる。






私の物語を「バットエンド」から「ハッピーエンド」へ変えてくれる人物は現れるのだろうか___。