NOside
静かなSnowManの楽屋にぽつんと座る白雪姫。
深澤から撮影同行の誘いを断り、今に至る。
(コツコツ)
近づく足音。
(ガチャ)
明らかに彼女が怯えている訪問者。
ス「フッ笑」
最近入ってきた、新人女性スタッフの3人だ。
ス「深澤さん達に話してないわよね?」
ス2「ならいいわ。SnowManは今ね大事な時期なの。あんたのせいで全て壊されたら、終わりなの。大人しく一人でいなさいね」
ス3「深澤さん達のためになにすればいいか、考えてよね」
ス1「じゃあ、始めようか」
そう言って取り出した一枚の紙。
「一人で出来る」
や
「おやすみなさい」
など……最近彼女が口にすることが多くなった言葉の数々がびっしり書いてあった。
これを復唱させる気でいるのだ。
……そう、彼女の異変の原因はこのスタッフの3人だった。
怖くなり、とうとう逃げ出した白雪姫。
ス3「っ!おいガキっ!!」
追いかけてくるのも気にせず走る
巻いた先で彼女をめまいが襲う。
知っている声を最後に意識を手放した。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。