第18話

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2023/03/27 03:47


ゆうたside


2年前。。

大飛が、冷酷になった、、きっかけ。。

夏の暑い日の夜、

コムドット、裏方の全員で、

焼肉へ行って、食べ終わって、

全員で、歩いて事務所に帰ってる時のことだった。。

突然、後ろから、
モブ
モブ
死ね!!大飛!!
その男は、そう叫び、

鋭いナイフを持って、

もの凄い勢いで、

1番前を歩いていた大飛に向かって一直線に

走ってきた
俺らは、、突然のことで、

驚いて、

身体が動けなかった。。

ただ、ゆうまは、

とっさに大飛の前に立ちはだかって、

大飛を守ろうとした。。



だけど、、



それに気づいた大飛は、

逆に

自分の前に立った悠馬を

守ろうと、悠馬の少し前に自分の体を持っていき、

ナイフを持って向かってくる男に、

半分、背を向け、

悠馬を、横から抱き寄せるような形で、
自分の腕の中に抱え込んだ。。

その結果。。

そのナイフは、大飛の腕にグサリと刺さった。。
やまと
うっ。。
モブ
モブ
くっ。。
その男はなぜか、悔しそうな顔をして、

走って去っていった。
そして、その後、

我に返った裏方と俺たちで、

急いで大飛を病院に連れて行き、

手当てしてもらった。。

そして、次の日。。4人で事務所に向かうと、

大飛は、編集部屋の椅子に座って、

片手で、頭を押さえ込んで下を向いていた。。
そして、4人で、「おはよう」と言いにきた俺たちに、

大飛は、こう言ったんだ。。
やまと
もう疲れた。。
ゆうた
え、やま、
ひゅうが
今日の撮影、やめにしたいってこと??
全然、いいよ。
昨日、あんな怖い思いしたんだから、
無理しなくていい。
やまと
。なんで、俺が、こんな目に遭わなきゃ
いけねぇんだよ。。
あっちゃん
大飛。。
ゆうま
辛いですよね。。
やまと
俺、気づいちゃったんだよね、
お前らといると、ろくなことねぇって。
ひゅうが
やまと、それは
やまと
よく考えたらさ、お前らと居ると、
いっつも俺が悪者扱いされるし、
社長だから、リーダーだからって、
お前らのこと守んなきゃいけないし、、
いくら幼馴染だって言ったって、
他人なのに。。
本当、お前らと居て、俺に、いいこと、
1つも無いんだよね。
馬鹿みたいだね、なんで、今まで、ここまでして、お前らと、一緒にいようとしたんだろうね、俺。笑
いいこと、1つも無いのに。笑
ひゅうが
おい、やまt
掴み掛かろうとした、ひゅうがを、

涙目の悠馬が、ひゅうがの前に腕を伸ばして、止めた。
やまと
もう、お前らと一緒に居たくねぇわ。。
ゆうま
解散。。ってことですか??
やまと
そうなるね。
もう、本当にお前らと一緒に居る意味が
見つからねぇし。
ひゅうが
そんなん、絶対、認めねぇぞ、俺は。
俺ら、誰1人、解散する気ねぇからな
やまと
あぁ〜〜金か。
お前ら、金が欲しいのか、だから、解散したくねぇんだろ??
今のコムドット以上に稼げる仕事なんて、少ねぇもんな。
ゆうま
(小声の震えた涙声で)
ゆうま
違いますよ。。僕たちは。。
その声は、大飛の耳には届かなかったようだ。。
やまと
。。分かった分かった。。
お前らの望み通り、お前らの金の為に、 コムドットは続けてやるから、
その分、編集は、しっかりやれよ、

これで満足かよ。
ゆうた
やま、
やまと
撮影するから、リビング行ってろよ。
ひゅうが
お前、本当に。。
ゆうま
ひゅうがくん!!
ゆうま
(涙目で、真っ直ぐ、ひゅうがくんの目を見つめながら、ひゅうがくんの腕を掴んで、)
ゆうま
行きましょ。
ゆうま
(ひゅうがくんの腕を引っ張って、リビングに向かう)

それからだ、

大飛が、冷酷になったのは。。



でも、俺は、俺らは、

皆、分かってるよ、





お前は、大飛は、あの事件で、

本当は、こう思ったんだろ?。。






「自分の側に俺らが居たら、自分と一緒に居たら、
俺らを危険な目に遭わせる、傷つける。。」




って。。


だから、俺らを冷たく突き放すようになった。。

どんなに悪を演じようとしたって、、

どんなに、口を凶器にしたって、




その考えが、行動自体が、



社長だから、リーダーだからとかは、関係なく、
友達として、俺らを全力で守ってくれようとしている
心の現れで



俺ら一人一人のことを凄く大切に思ってくれていて、



本当は誰よりも、心が暖かく、優しい証拠なのに。。





それに気づかずに、君は、、

俺らからしたら、

悪になりきれない悪を演じてる。



そして、それに気づきながらも、

それを知っていながらも、

俺は、俺たちは、、

動けなかった。。

あの時も。。

今も。。



だから、最近、思うんだ。。



俺らは、


いや、、

少なくとも、




俺は、大飛から、本当に嫌われてるんじゃないか。。





って。。



→続く

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