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第24話

9
2,248
2023/04/09 15:45
あむぎりside

俺たちがお医者さんに全員お礼を言い終わった後くらいに、

大飛が、

ストレッチャーで

手術室から運ばれてきた。



その大飛は、、

大きな酸素マスクをつけ、

点滴などの色々な管に繋がれていた。
ひゅうが
っ、大飛、、
俺たちは、

ストレッチャーで運ばれてる大飛が、

手術室から出てきた瞬間、 

皆、一目散に大飛の元へと、

駆け寄った。
だが、やっぱり大飛は、

ストレッチャーの上で

目を閉ざし、横たわったまま、

びくともしない。。
a看護師
では、今から病室に鈴木さんを運びますので少々、こちらでお待ちください。
a看護師
運び終わりましたら、皆さんを
鈴木さんの病室の方にご案内させていただきます。
ぼん
っはい、ありがとうございます。
そして、そのあと、

しばらくしてから、

大飛を運んでくださったうちの

1人の看護師さんが戻ってきて、

俺たちを

大飛の病室まで、連れていってくれて、

俺たちは、大飛の病室に入った。


でも、やっぱり大飛は、

酸素マスクをつけて、

色々な管に繋がれたまま、

固く目を閉じ、びくともしない。

俺たちは、大飛のベッドを囲んで座り、

涙目になりながらも、大飛を見つめたまま、

しばらく誰も口を開かなかった。。

しばらくして。。

優太が、涙目になりながらも、

すごく愛おしそうに、

でも、すごく寂しそうに、、

大飛の頭をゆっくり優しく撫でながら、、
ゆうた
手術、頑張ってくれて、ありがとう。。
ひゅうが
っ。。(その優太くんを見て)
ひゅうがも、涙目になりながら、

左側から、大飛の胸元に手を置いて、
ひゅうが
本当に、手術、お疲れ、大飛。
俺も、涙目になりなから、
大飛の右側の手を握って、
あっちゃん
痛かったね、、手術、疲れたね。
手術、頑張ってくれて本当にありがとう。
そして、、

悠馬は、大飛の左側の手を

両手で包むように力強く握って少し持ち上げて、

自分のおでこに、その手をくっつけて、

号泣しながら、震える声で、
ゆうま
ごめん、、、守れなくて、、ごめんなさい、、。
ごめんなさい、大飛っ。。
ひゅうが
っ。。
ゆうた
っ。。
あっちゃん
っ。。
裏方は、もう全員、号泣していた。。

ぼんなんて、泣き崩れていた。



→続く

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