第22話

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2023/04/04 09:35


しばらくしてから、、


いきなり、大飛の手術室の扉が開き、

数人の看護師がバタバタと行き来いききするようになり、

忙しなくなった。
リョーマ
(その様子に、顔を覆っていた両手で
ほっぺたを挟みキョロキョロしながら、)
リョーマ
何があったと、??
その様子を同じように、キョロキョロ
戸惑いながら、見ていた優太だったが、

耐え切れず、

立ち上がって、

大飛の手術室から一度出て、
走って戻ってきて手術室に入ろうとしている看護師さんに声をかける。
ゆうた
あの、
a看護師
っ、はい。
他のコムドットメンバーも、裏方も、全員で、
優太くんの側に行く。
ゆうた
大飛に、なにかあったんですか??
ひゅうが
大飛は、、
a看護師
っ。。
(少し俯いてから、少し切なそうな、複雑そうな顔をしながらも、 
優太くん達の方を真っ直ぐ向き直り、)
a看護師
全力は、尽くします。
a看護師
(優太くん達に、軽く頭を下げ、再び、
手術室に急いで、戻っていく)

全員、しばらく絶句した。。

少なくとも、もう、大飛の手術が始まってから、

3時間は経っていた。。
あむぎりは、膝から崩れ落ちて、
あっちゃん
なんで、「大丈夫」って言い切れないんだよ。。
ぼん
あっちゃん。。
あっちゃん
(嘆き叫ぶように)
なんで、「大丈夫」って、言い切れないんだよ!!!
ひゅうが
っ。。
(涙目になりながらも、)
俺らが、しっかりしねぇと、あっちゃん。。
大飛は、どんなことがあっても、俺ら1人1人のことをずっと信じ続けて俺らの側で俺らに寄り添い続けてくれた、
今度は俺らが、大飛のことを、
これまで以上に信じて、
これまで以上に大飛に寄り添い続ける番だ。。
あっちゃん
っ。。
おとべ
そうだよ、大飛が、あの大飛が負けるわけない。。
あっちゃん
うっ。。(号泣しながらも)
そうだね、そうだよね。
ひゅうが
偉いぞ、あっちゃん。
あっちゃん
それ、大飛にも、また、いっぱい言ってもらいたいな。。グスッ
(ホニャッと、笑って)
ひゅうが
あぁ〜〜、きっと、いっぱい言ってくれるよ、これからも。

だが、そんな皆の声は、優太には、届いていなかった。。
優太は、先ほどの看護師が消えていった
大飛の手術室の方に体を向けたまま、

俯いて、
〜優太くんの回想〜
やまと
もぉ〜〜笑
泣かないの、ゆうた。笑

(泣いてる優太くんの頭を優しく撫でながら、)
やまと
おいで、ゆうた。
やまと
ゆたっ!!
(ギュッと優太くんに抱きつく)
やまと
ゆうた!!
(満面の笑みで)
やまと
やだ!!俺の優太に触んないで!!(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ…
やまと
俺、ゆうた好き。
やまと
(冷たい眼差しを向けながら)

バカどもが、、
〜優太くんの回想終了〜
ゆうた

っっ〜。。
ゆうた
(大飛。。っ。。)


悠馬と、リョーマは、心配そうに、優太を見つめていた。。
ゆうた
(悲痛な声で、大きく叫ぶように、)
ゆうた
やまとっ!!!!
ゆうたくん以外
(ゆうた。。)
やまとくん以外
(本当は、君の心からの笑顔ごと取り戻したいけど。。例え、それが難しくても。。
大飛が、俺の、俺らの側に居てくれるなら、、これからも、大好きな大飛と一緒に過ごせるのなら、、どんなカタチでもいい。。頼むから、、俺たちのところに戻ってきてくれ。
お前が居ないと、俺が、俺らが、壊れちまう。。頼むから、生きて、これからもお前と一緒に居させてくれ。。大飛。。)


→続く

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