しばらくしてから、、
いきなり、大飛の手術室の扉が開き、
数人の看護師がバタバタと行き来するようになり、
忙しなくなった。
その様子を同じように、キョロキョロ
戸惑いながら、見ていた優太だったが、
耐え切れず、
立ち上がって、
大飛の手術室から一度出て、
走って戻ってきて手術室に入ろうとしている看護師さんに声をかける。
他のコムドットメンバーも、裏方も、全員で、
優太くんの側に行く。
全員、しばらく絶句した。。
少なくとも、もう、大飛の手術が始まってから、
3時間は経っていた。。
あむぎりは、膝から崩れ落ちて、
だが、そんな皆の声は、優太には、届いていなかった。。
優太は、先ほどの看護師が消えていった
大飛の手術室の方に体を向けたまま、
俯いて、
〜優太くんの回想〜
〜優太くんの回想終了〜
悠馬と、リョーマは、心配そうに、優太を見つめていた。。
→続く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!