第3話
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…どっかでみたことある。
ゆーちゃんの知り合いにいたきがする…、
うちはこの人が大嫌い。
ゆーちゃんを傷付けたくせに。
この人のせいでゆーちゃんが辛い思いしたのに。
うちもこの人に色々言われたっけ。
仕事終わりにみかさんと近くのカフェに行った。
早く帰りたい…。
うちがやりたかったこと…。うちがやりたかったことは違う…。うちは……。
みかさんの話を最後まで聞かずに店を飛び出した。
ゆーちゃんがいたときはこんなことなかった。一人で帰るの危ないからっていっつも家まで送ってくれて暇なとき遊んでくれてバイクの後ろ乗せてくれて…、
でもある日、ゆーちゃんと会えなくなった。突然だった、連絡もとれなくてゆーちゃんのお母さんに聞きに行ったらあなたには言うなって、なんでよ。
ゆーちゃんのお母さんはいつかあなたちゃんのこと迎え来てくれるから待ってなさい。って言われたけどさ…。
ねぇゆーちゃん。なにしてるの?会いたいよ…。
怖いよ……。ゆーちゃん助けて……。
え…男いないよ。誰よ。
助けてくれたんだ。
…ゆーちゃんだ。絶対ゆーちゃんだ。
そう思って見つめてると…
これはあたしが学生の頃バイト先でゆーちゃんに言った言葉。
だって、だってまさか会えるなんて思わなかったんだもん。ゆーちゃん。だいすきだよ。ずっと、探してたんだよ。
いっぱいいっぱい話したいことあるの。