ももside
2年前
私が中学校の時だった。
ばしっ⚡️
私の頭を叩いた奴は永瀬廉。
私の幼なじみでこの時は仲が良かった。
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カラオケ
この時、私は自分の気持ちに気づいていなかった。
だから、私は答えられなかった。
次の日
私は廉を避けるようになってしまった。
カラオケの時に言われたこの言葉のせいで。
「じゃあ、廉くんと離れてよ。
いつもももとばっかいてずるいんだよ。
仲間はずれにでもしてあげよっか?笑笑 」
この言葉に負けてしまった。
ホントのことを言うと少しさみしい。
この気持ちはなんだろう。
廉といると楽しくて、一緒にずっといたかった。
これが好きって気持ちなのかな。
そう考えながらとぼとぼ歩いていた時
ばしっ⚡️
誰だろ。
嘘でしょ.....
ぷつんと何かが切れたように私は泣いてしまった。
こんな姿、あのクラスメイトに見られたらなんて言われるだろう。
でも、無理だった。
私はどうすればいいのか分からなかった。
この言葉に私は甘えてしまった。
私は仲間はずれにされてもいい。
廉がいるから大丈夫。
そう思っていた。
でも...ここからが地獄だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。