あなた「 ん、… 」
何やら騒がしい空気が私の耳を通り抜け、目が覚める.
当たりを見渡すと、体育館だった.
あなた「 あれ、なんで、 」
??「 あ!!目ぇ覚めた!?大丈夫!?!? 」
起き上がった私を見るなり声をかけてくる女の先輩.
あなた「 大丈夫、です、 」
咄嗟に言葉が出る.
??「 あ、私は雀田かおり. 3年ね.ほんとビックリしたよ…、水汲みに行ったら校舎裏に倒れてるんだもん… 」
どうやら先輩だったらしい.
あなた「 すみません、あ、ありがとうございます… 」
雀田「 んーん、いーのいーの. 体は大事にね? 」
あなた「 はい、 」
??「 かおりちゃーん、さっきの子、大丈夫~?? 」
??「 お!!目ェ覚めたみてーだな!! 」
ん、なんか人が沢山…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。