第3話

"灰 色 の 朝"
970
2021/02/27 13:32
ピピピピピ……
どこか遠くで鳴っている目覚まし時計の音に、私は意識を吹き返した。






あなた『ねむ…』










ふぁぁ…、と欠伸をし、顔を洗おうと洗面所へ向かう。














オシゴトをしている・・・・・・・・・事以外は、至って普通の私。






梟谷学園高校2年6組。









帰宅部所属。














園田ソノダ あなた。













これが、私。


















なんとも言えない憂鬱な気分を抱えたまま、1階へと降りていく。








母親『…ッチ、あんた、いたの?』










1階に降りると、見知らぬ人とイチャついてたらしい私の母親。











あなた『ごめん、すぐ出てく』




一刻も早く離れたくて、鞄を掴んで足早に家を出た。
















あなた『…ッ、吐き気するわw』



あんなやつの遺伝子を受け継いでるなんて。








吐き気を抑えながら、私は学校へと向かった。

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